初めてのヨーロッパの思い出
ヨーロッパ旅行して「よかったぁ!!」と言う人の話を聞いても、実は長いこと日本に勝る場所はないと思っていた。なので50歳になるまでヨーロッパには行ったことはなかった。
その私が最初に行ったヨーロッパの町はオーストリアのウィーンとフランスのパリ。2008年のクリスマスにウィーンの学友協会ホールで、クリスマスコンサートとして日本語の組曲「水のいのち」と「ウィーンわが街」を歌う企画…
勿論古いウィーンの街並みは素晴らしく、建物も由緒ある金色のホールも素晴らしく、床も壁も灯りも素晴らしかった。
学友協会ホールに入ってリハーサル室で練習し、本番にはたくさんの聴衆に楽しんでもらって、最後は会場の皆ときよしこの夜を歌ってお開きという感動のステージだった。
終わってからウィーンでの素晴らしい建物を見てクリスマスマーケットに歓喜。フランスに寄ってまた感動。
かくしてこの演奏旅行が私のヨーロッパへの開眼となり、翌年には建築を学ぶべく建築学科のある大学に編入して更にヨーロッパに興味を持ったのだ。