水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

実家へのノスタルジー旅 ⑤最終日

台所は廊下が暗かったので、増改築の時廊下側をすりガラスにしただけでほぼ50年前から手を入れていない。上の棚はすすけて閉まらなくなっているが、なべやフライパン、棚の小物など母がいた時のままだ。物を沢山置いて調理する場所がない程なのを見ると、片付け下手なのは母譲りなんだなと思う^^;。外に向いた出窓以外の3方向に吊戸棚があって、下には物入れ、他に食器棚と物入れがあり、床下収納もある…元は使わなくなったダイニングテーブルまであって物が乗っている。物があり過ぎなのだ(ーー;)。 

7リビングには作り付けの棚があって、その上はごちゃこじゃした物だらけ…こうしてみると、片付けの下手な母のもとで、こんなぐちゃぐちゃなのが普通で育てば、やはりすっきり片付いていないくても平気になってしまうのだなと、つくづく自分を呪う(笑)左の麦わら帽子なんて私が中学の時に使っていたもので、母が捨てきれないまま残っていて呆れる。

映っていないが、手前の玄関の天井が一番水漏れが酷い場所だ。左の虫よけばかり沢山乗っている下駄箱の分厚い天板が、雨水で玄関扉側はそっくり返っていたのだから相当…右の仏間への扉の土壁はほぼ雨水で溶けている。半田君が雨もりの養生をしていてくれた仏壇は、何とかベランダ側の水漏れから一番遠い場所に移動させた。スケルトンにした階段の下のピアノの上にも貰った花の飾りなどが載っているし、手前には訳の分からない大壺たちが7,8個…両親が判るときに由来を聞いておけばよかった。左の歌舞伎の象眼の額も中途半端なんだろうなぁ…(ーー;) 12年程前にお風呂周りの他、床を杉の丈夫な床に張り替え、ダイニングの北と南のサッシを替えた。勿体ないけど、だからと東京に持って行けるものではない(笑)。床の間の黒柿の切り落としたのを記念に持ちだす位だろう(笑)。

隣との感覚も広くて緑が多いから、近かったら気分転換に別荘感覚で行き来できるんだけどな~福岡は遠い。

一階と二階で、二世帯で暮らしていた名残のブザーがちょっと寂しい^^;

一番安い価格帯の飛行機なので、お昼前出発。ごみを出して直ぐに上とお向かいの親しくしてきた方たちに挨拶して、途中の郵便局で荷物を1つ出してそのまま空港バスの乗り場へ行く。予約していたタクシーがかなり早く来てくれたので、ちょっと予定変更…久留米荘に寄ってもらう(笑)。
久留米荘は1948年創業のうどん店で、かまどで羽釜の大鍋を使って出汁を作る、煮込みうどん。「うどんは飲むもんたい」と言われるほどつるつるの柔らかい細麺で、ごぼう天が美味しい。昔は久留米の中心地「六ツ門」の井筒屋のすぐ近くに本店があり、JRや西鉄にも支店があった。私がまだ離乳食の頃、落語のうどんを食べるシーンを見て「ちゅるちゅるを食べる」と泣き喚き、お店に走ってたたき起こして作って貰ったと、祖母がよく笑い話をしてくれたものだ。
勿論関東のしょうゆの黒いだし汁とは違い、甘めのいりこ出汁で煮込みなので少し濁っている。柔らかいのと伸びているのは全く違い、こしは弱いがぶよぶよしているわけではない。
福岡はラーメンも好まれるが、うどん好きも多い麺好きの土地柄だ。お持ち帰りで頼む人も多く、こんな風にして出される。

子供達も大好きなので保冷剤を入れて6人前お持ち帰り…何してんだか(笑)。

空港バスも久しぶり…高良山に別れを告げる

九州山地にもバイバイ

筑後川を渡り

大宰府の宝満山もさようなら

空港について、ラーメン横丁なるものがあるので、そこで食べていくことにする。同じ博多ラーメンなのに色々あるものだ。一同に集めてあるなんて😲。

このネーミングは一体何なんだ? けどここが一番「くさうま」な臭いで、美味しいのだと思う。

「こげんラーメンの店ばかいよせちから、どげん選べばよかかか迷わんっちゃろか?」と九州弁全開で疑問が湧く(笑)。時間が押してきたので、早く食べられそうな店を選ぶ。からし高菜も必須^^;海苔が入ったりきざみショウガ、すりごまもトッピングの定番。

そしてぎりぎりで搭乗 映画「ハッピーフライト」を見てからは必ず、整備士の方たちが手を振って送ってくれるのに対して、手を振って感謝を示すことにしている。

なんもない…田舎やね~と思う(笑) ここではガルーダ機が墜落したことがある

帰りも、いつもは筑後川の上を飛んで大分方面から四国を左に見ながら紀伊半島を横切って行くのに、博多湾の方から出た

金印で有名な志賀島を左に見る

このルートは初めてなので興味津々(笑) いつもより北寄り…江川ダム辺りだろうか…

これ、国東半島だよね? 真ん中あたりが両士山かな…

見にくいが、瀬戸内海に入って行く

西条市辺り?

あっという間に進んで、淡路島を見て

大阪湾の関空を過ぎる

奈良辺りを通り、

伊勢湾

そして遠くに富士山が見えてきた

回っても見える富士山

ずっと追ってしまう(笑)

関東の日没は早い

羽田に到着。関東の空は空気が濁っている…こんな所に住んでいるんだなぁ…

今回の実家行は、馴染みの風景が何処も懐かしく愛着を感じた。幼・小の豊中に居た時も夏は帰って来ていたし、高校・大学や仕事でもじっと久留米に居た訳ではなかったが、主人の転勤で東京に行ってからも夏は毎年帰り、父や母の認知症の介護が始まってからは1月半に1度の帰省をメインに生活が回っていた。長い付き合いで懐かしいはずだ。今回母のこれからの生活費用として有馬藩からの拝領地を処分した。自分の寿命とどっちが先か分からないけど(笑)、泊まった古家が残っている場所も近く取り壊して処分する事になるだろう。故郷は遠くありて思うもの…昔の人はよく言い当てている。


感傷的な実家行き報告にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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