水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

5月のスペイン旅行 2日目午後 旧市街の徒歩観光

午後は、サグラダファミリアから少し歩いて、先ずサン・パウ病院を見学。その後カタルーニャ広場から出発してガイドさんの説明を聞きながらゴシック地区から旧市街地を巡る


予定にはサン・バウロ病院は入っていなかった。カサ・バトリョが工事中でネット越しにしか見られないので中止になった代りかと思う。イヤホンガイドを付けるのにもたもたしていたので、最初に回ることを分らず綺麗な煉瓦だなぁと思いながら、ちょっと歩いたらもうついた^^;。煉瓦作りの建物は大好きだ。小さい頃に、煉瓦の道をよく歩いていたからかもしれない

マンションに緑いっぱいで思わずパチリ^^;

※モデルニスモ建築
カタルーニャ地方で19世紀末期から20世紀初頭に流行った様式で、アール・ヌーヴォーの流線型とイスラム要素を併せ持つ。
その一方に位置するのが「モンタネール」。ガウディより少し年上で、建築学校の校長もしてガウディの講師もしたという。大小48もの建物が合わさったもので30年近い年月を息子が引き継いで完成させた、サン・パウ病院が最大の建築、カタルーニャ音楽堂は最高傑作と言われている。
かたやモンタネールの弟子の「カダファルク」は同年代のガウディと友好的で、ロマネスクとゴシックを融合させたスタイルを作った。現在ホテルとして使われているカサ・フステル、壁のレリーフが可愛く緑の窓が特徴のカサ・アマトリェール、テラデス一家の為に建てられた中世の城を彷彿とさせる6つの尖った塔が特徴のラス・プンシャス集合住宅などが有名。


坂に沿って段々塀も低くなっているのが楽しい

1401年に建てられたものというから随分古い、世界遺産になるはずだ。瓦が壁の煉瓦と少し違う色目なのがオシャレだ。彫刻飾りの煙突がいいなぁ

坂の段差毎に丸に十の字のような紋章があるが、かなり分厚い

サン・ジョルディ練の壁にフラスコ画のような鮮やかな壁画があって、外に出したままでいいのかしらと思うくらいだった

壁にあるバルセロナ市と病院の紋章を合わせたデザインのシンボル

鉄柵の曲線が美しい。建物の窓や塔にも曲線が多様されているが、これはガウディとはまた違うタイプの対象系の曲線だ。

しかも左右対称に見えて、微妙に柱の文様や像が違うところがいい。

中央に階段と噴水があってその先に等を持つメインの建物が、緩やかな曲線を描いてかこむように配置されている。

柱がまるで塔のように立派に建っており、砂岩の玉を煉瓦が滑らかに包んでいるのが面白い。外面の曲線も煉瓦で丸く滑らかに造られていて重厚感がある。しかも対象系のようでちょっとずつ違う。煉瓦でこれだけたくさんの建物が見られるなんてシアワセ♬

中央の建物正面の紋章もバルセロナ市と病院のシンボルで、他にも多様な細かい彫刻がされた装飾性の高い外観を持つ。多数のアーティストとの共同の作品があちこちに点在する

土台近くの模様は植物の葉がイスラム風にデザインされたもの。時代も色々な物が集められていて、不思議な取り合わせがあったりする。

サン・パウの模型 私達は左の塀に沿った坂を下りてきて、正面から全体が上り坂になっている建物を見たことになる

実はこの病院はまっすぐサグラダファミリアの方向に向いている。間にあった建物は取り壊されて道路が真っ直ぐなるように整備されたという。フレッシュな光と空気が体にいいという思想からだそうだ。

サグラダファミリアから見た図

色々な歴史を経て街が息をしながら続いているということに、改めて重みを感じる。
ここからカタルーニャ広場迄少しバスで移動

カタルーニャ広場はバスが少しの時間なら停車して人を乗り降りさせられる場所になっているので、各種の観光バスと人が行き交う。

ここからグラシア通りを確認。既に楽しげな建物が見える(笑)

それと反対側に進む。先ず角の特徴のある扉のスペイン銀行の前を通って。バルセロナの街は建物は四角の区切りではなく、角が落とされた8角になっているのが特徴

ガイドさんに連れられて(笑)南東のカタルーニャ音楽堂の方へ進む。路地の壁には住所表示があるので地図を見ながらそれに従えば分りやすい。はい、ジュエリー店のこの住所表示の看板からから左に入りまーす

古代ローマ以前から、今でいうコンクリートのようなセメント質の素材での建て方があるのだが、ビルなのに直線でない緩やかなカーブで建てられているのは本当に不思議に思う。そして路地のようになっているビルの左右には、ところどころに中庭に抜ける通路があったり、細い路地になっていたりする。

道を出ると、先はちょっとした広場になっていて、年代物のオリーブの木が植わっている

外側に目玉のようなボンボンのような飾りが突き刺してあるような(掃除はどうするんだろう?などと思ってしまう)面白い飾りのある建物を横目に見て

カラレス通りを渡って

後から行く方を見ながら、

ベランダの造りが面白い造りの建物の横を入っていく

何やら不思議なオブジェが見えてきた

近寄って見ると 細長い人の頭部のオブジェだった。有名な作家のものだそうだが、私は余り好きではない(笑)

いよいよカタルーニャ音楽堂に着く。明日は朝から1時までは自由時間なので、10時からのカタルーニャ音楽堂の内部観光を事前にネットで予約をしている。ワクワクしながら外観を楽しむ。
この音楽堂は市民コーラスのメッカで、内戦で政情不安だった時も自分たちはコーラスを愛すとの心意気で建物を守ったとのことだ。素晴らしい

確かに細かい装飾が美しく、ガウディとは全く違うタイプの曲線を多用した守る価値のある建物だ。見よ!この細かく美しい細工の数々! 内部も含めて詳細は明日!♪

ここからさっき通ったカラレス通に出てカテドラルに向かう

路地は本当に楽しい つなぎ目がないようで別の建物が続く。日本で言うなら長屋的な建て方になっている

カテドラルが見えてきた、カッコイー!!

カテドラルの前のかなり広いセウ広場にでる。
カテドラルは、エウラリアというバルセロナの守護聖女の棺がある大聖堂。何度も建築様式は変わるが、既に紀元前にローマ人が神殿を築いた頃から歴史は始まり、11世紀にはロマネスク様式に、15世紀にはゴチック様式へと変わって行った。風雨に曝された壁などもあり趣深い。塔にも上れるので明日入ろうか思案中
遠くに見えるカラフルな屋根はサンタ・カテリーナ市場

全貌、素晴らしい

ガイドさんにきかなければ気付かなかった、ピカソがカタルーニャ建築協会の壁に書いた絵。お祭りの様子と言われているらしい

ローマ時代の遺跡で、ローマの柱と言われている。地図を見ただけでは分らない、ガイドさんの話を聞いて初めてほほーっとわかる事が沢山ある。

遺跡となった水道橋の一部が見て取れる

ここからまた細い道を通ってレイアール広場迄進む

中庭に泉を持つ邸宅も多いとのことで、通ったところは素敵な空間だった

14.15世紀のアラゴン連合王国時代の王宮の中心部


イヨックティネン宮殿・ティネイの間・マルティ王の望楼・サンタ アガタ礼拝堂などあり、コロンブスが大陸発見した後に女王に謁見した場所らしい。建物ごとに設計時代が違い、階の高さなどが違ってずれながらも一つになっているところが面白い。

広場を囲んだこんな建物があって、不思議の国に迷い込んだような雰囲気だった

雨が降り出し傘をさして進む ベランダの突出しではなく、日本でいう「ひさし」のような突出しがあって、日差しが強いからならではだろうと推測する。右端の窓は可動式になっていて風を取り入れる工夫もされている。

ゴチック建築のカタルーニャ市庁舎の向かいには

ルネサンス様式の自治政府庁がそれぞれの良さを出している。


こういう店も見えてきた。そこで割いて売っている

レイアール広場を囲む建物から中へはいっていく

のんびりした時間を味わっている人も…

ランプもベランダも普通に住んでいる場所なのに、オシャレにみえる

市民は紋章好きだ

広場エリアには南国風に大きな棕櫚の木があって、ガウディの初期作品の街灯があるるのだが、全然目立たない(笑)

外灯がこれ

ここからランプラス通りに進むが雨はどんどん強くなってきた。道の中央には露店も出ているので本来ならいろいろのぞきたいところだが、傘をさしていてなかなかそうもいかず残念。

花屋の露店、種から花束まである

サン・ジョセップ市場に行くまでの通りの中ほどにミロのモザイクがある。雨で色が綺麗に見えていた。ここを踏むとまたスペインに戻ってこられるという言い伝えがある。

露店が出ても両側を十分歩ける中央の歩行者天国の通り沿いに両側にビルが立ち並び、ビルの合間には1・2階の高さでアーチやトンネル風に通路ができていて、直角に通って行くとまたビルや店があるという構造になっている。

ここを抜けると…


大賑わいのサン・ジョセップ市場が現れる

はいってびっくり!!

所狭しという言葉の通り、ありとあらゆる果物が山積み!

こちらはチーズ・バター・ハムなど

魚介類も沢山ある。揚げたりの他、そのままレモンやビネガーなどを掛けてすぐ食べるのに売られることもある

物色中

タパスに使われることが多い。

勿論やさいもある。

フレッシュな果物をここでジュースにして飲める

コップに紙を敷いて、ここで削った生ハムや生ベーコンなども売っている

こんなに大きくても、意外に安かった

ジャム・ビーンズ・パテなどの塗り物もいっぱい(^・^)

トッピング材料も各種

雨になってちょっと気持ちが滅入っていたが、生ハムとエビのフライをつまみながらうろうろして、思った以上に楽しい時間になった
ちょっとエネルギー補給をしてまたランプラス通りをカタルーニャ広場に向かう

途中にローマ時代かな?と思わせるような建物もある

教会の裏側、ひし形を浮かせた模様の石煉瓦のアクセントがお洒落。

外灯の写真は撮っていたけれど、「泉」と思っていて見逃した外灯の下に水道の蛇口のある「カナレタスの泉」、ネットでもらってきました。こんなのだったのか~

アイスの出店のカラフルなアイスが美味しそう

結構歩いて回った。途中で降ってきた雨もそろそろやみかけ…カタルーニャ広場に戻ってきた。楽しかったー、明日は今日通って来た中からじっくり見に行ける。どこかへ行こうかなぁ♬ 新しい街並のグラシア通りを見るか、海の方に行くか…

〆の夕食はホテルで。食前酒はこの地方のシャンパン

キノコのリゾットは固め 私はとても美味しいと思ったが、主人は半分残していた(笑)

メインは骨付きのダイナミックなお肉。いやーそれが硬くて、ナイフで切るのに汗だくになるほどだった。一部の方は柔らかいお肉だったらしいが、殆どの人が悪戦苦闘して切り終えても、食べられる部分はほんのちょっと(笑)。疲れたー。 

リンゴのパイはまあまあだったけれど…旅行史上初めての最悪なメインディシュでした。

さてさて、主人と検討した結果、明日は予約しているカタルーニャ音楽堂で最初の1時間、地下鉄4号線でバルセロネータ迄行き、ロープウエイでトー・バン・セバスティア駅からモンジェイックの丘の端っこ、アルマダ広場迄行く。地下鉄3号線でカタルーニャ広場迄戻り、時間があればグラシア通りも見る、という計画にした。
15,000歩弱だから、思ったほどの距離ではなかったかなぁ(^・^)

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