水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

5月のスペイン旅行 3日目午前 カタルーニャ音楽堂

朝起きたら6時15分、丁度朝日が昇る時間だったようで、窓から綺麗な日の出が見えた。天気も良くて何だか嬉しくなる。

ホテルを9時ごろ出てバスでカタルーニャ広場迄行き解散して、1時半迄自由行動だ。カタルーニャ音楽堂の内部のガイド付き観光の予約の開始が10時から。その後2時間半を使って海側を散策することにした。


先ずは昨日の道順でカタルーニャ音楽堂へ。音楽堂に内設の喫茶店に観光の時間に集合だが、早く着いたので外観をぐるっと回る。晴れると昨日と全然違うなぁ! 音楽堂の周囲の道は狭いので上迄入らないけれど、こちら側が昔からの正面になる。上には音楽家たちの塑像もあるとのことだが、どれだかよくわからずじまい^^;

角部分の上に塔が乗っている変則的なデザイン

曲線での表現だけでなく、建物の角に馴染ませる形で彫刻が一体化されていて素晴らしい。模様もガウディとは全く違う雰囲気で粉砕タイルが使われている。どこかアラブ風な形が自然に同化して入っている。

ベランダの下側のタイルも斜めに浮かして張り付けてあり、とにかく細かい場所にも細かい細工が施されている。バラの飾り等はぷりぷりで少女趣味っぽくもある(笑)

昔は切符売り場だった窓だが、ここまでする?という凝った細かい装飾具合が特徴。切符売り場になっている太い柱が2本あり

その間が入口になっている

レストランが入っていて、現在の入口となっている横側は、新しく2階より上の補強がされていてガラス張りになっている。

見上げるとチト怖い(笑)

1階アーチ型の天井から壁に渡るタイルは、長方形を縦横交互に合わせたもので、色目は「モザイク」模様そのもののグラデーションが綺麗だ

ここが入り口で、集合のレストランには自由に入れる。

クラシック会場の待合場所として確立している感じで、圧倒される。真ん中に調理場があって、その周りがテーブルスペースになっている

色塗りはずさんな所もある(笑)

中央の入口横から

時間になると先ず、控室といった風の円形の小会場に案内されてドキドキ

映像を交え簡単な歴史と内部の説明があった

レクチャーを受けてちょっと高揚したとこでお待ちかねの会場へ

ここから、喫茶部を通って反対側の中央入り口から入っていく

横には昔の資料があって、座席一杯の2800人位で歌っている写真等がある

階段の裏もタイル張り 向こうが道路川の一般の正面

中央入口の真上

階段を上がって行く

まず部屋で説明がある

窓のガラスの中?にまで外の飾りの塑像の彫刻や飾りがオーバーしてこちら側からは影になっているのが見える。

窓の外のベランダに柱が…外から見えた粉砕タイルの柱を間近で見るとこんな風なのね~

このベランダの両方の端のガラス戸が開くようになっていて外に出られる。

こういう造りになってました裏のタイル画も粉砕なのにちゃんと絵になっている

ここから案内されて、いよいよホールの方へ ステンドグラスだけでなく床も楽しいデザイン

階段を上がると…


おお! これは…

みたこともない光景が広がる

広ーい!装飾がすごーい! 

先ずは屋根部分 音響の為に段ボール状に造られている所にも凹凸を付けたタイルと、ぶりぶりにした凹凸で音を吸うようにしたバラで飾られている

因みにこのバラたちはタイルのように焼いたものだ

3階の天井にも明かり取りのステンドグラスがあり、後ろにも窓が多様されている

しかもバラとうろこ状のデザインの中から飛び出してきそうなペガサスの塑像はどうだ!
そして、壁と座席の布地が同じ柄になっていることにも、ご注目を

係の方の説明を聞くが英語なので殆ど分っていない^^;
外の柱の内側の飾りもうろこ状に重ねた形になっていた。しかもこれはクジャクの羽のデザインでエスニックだ。

これが三段になっているのです! 柱を円形の透かし彫りのようにデザインされたシャンデリアが囲んでいるのも、綺麗でかわいい。自然光を最大に取り入れながら電灯も上手く使っている

舞台は、パイプオルガン近くで三階仕立てになっている。それを両側から支える柱は、下に行くほど分厚く幅広になっていて、たっぷりの塑像が包み込むように囲んでいる。しかも左右それぞれに違う飾り付けになっている。

ステージ1階の壁の模様は楽器を弾く人々 オルガンの操作部分は紫檀の浮彫だろうか

パイプオルガンと舞台を斜めに見る 

舞台正面の座席 舞台に向かって少しずつ下がっている これを三階から、二階の座席越しに見たところ

中央のステンドグラスはこんなものだった。アールヌーヴォーを彷彿とさせる女性の顔とバラの花が、ブルー系からオレンジ系にグラデーションが掛かった不思議な形になっている。光のしずくのようだ。

窓のガラス

あっちもこっちもきょろきょろしながら見てしまう 二階の通路の上はピンク系にツルとバラと葉っぱ…少女趣味(笑)ステンドグラスは斜めに吊ってあり、ワイヤーの透かしの間にはキラキラの宝石もどきの飾りが入っている…少女趣味(笑)

1階の通路の上はピンクの漆喰に花柄の模様 舞台の真上の明かり取りの天井のガラスも円形でバラの模様が囲んでいる

1階前方から後ろを見たところ

ステージ横の階段。

実はこの座席横を始め、小さな柱のように何本も配置されているバーベルみたいなもの、全てガラスでカバーされている。その1つ1つの中にひねった形が見えるが、全て加重対策の機能が詰まった設計になっている。
見かけと実益が兼ね備えられているものだと思ってみると、そのデザインも一味違う

曲線の交錯した美しいデザイン

ほーっとタメイキ

ペガサスに近づくと、意外に筋肉質の所まで描写が細かい

何だかずーっと座席に座ってほーっとしていたいような場所だった。時間が来てもなかなか離れたくなくて、後ろ髪を引かれつつまた狭い廊下を抜けて戻る

ステージ横の外観を、二階の横から見たところ

一見漆喰のようだが、壁も小さなサイズのタイル造りになっている

この階段と廊下も豪華でオシャレなつくりになっている 彫刻というより、こねた粘土を貼りつけてパテで整えていく手法だと思う

ゆったりした曲線を描く天井の重なりと手すりのうねり、光の加減ではっきりするタイルの模様、全てがマッチしてデザインが完成している

あちらの上がる階段と降りてくるこちらの階段とは違う設計。

夢のような1時間だった。
でも、フリータイムは限られている。これから急いで地下鉄4号線でバルセロネータに向かう。それはまた次回で

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