10月末の金鳳山平林寺
ほぼ1年ぶりの友達とお散歩
金鳳山平林寺は南北朝時代の1375年からの古いお寺。埼玉県新座市野火止にある臨済宗妙心寺派の寺院で、武蔵野の面影を残す雑木林として昭和43年に国の天然記念物に指定されているそうだ。JR武蔵野線の新座駅から3キロほどで、野火止用水沿いに遊歩道がある。
向かいの国登録有形文化財となっている、松永安左エ門が別邸として移築した飛騨地方の古民家、睡足軒の森を先ず覗いてみる。綺麗なかやぶきの屋根がいい感じだ。中の板張りの部屋の床が磨かれていて、そこに光が反射してとても美しかった。
すこーしもみじが色づき始めていた
こじんまりした庭だが整えられていて、ホッとする造りになっている
この屋根の曲線が素晴らしい。壁の漆喰というより土壁という言葉が合う感じで、黄土色が郷愁を誘う。茶室としての風格が漂う
石臼?
黒い磨かれた板の間に光が反射して、素晴らしい眺めになっている。
コスモスが浮かべられていて、客を迎える心遣いが伺われる
緋鯉が沢山泳いでいて、これもまたのどかでほっとする
ネットで整えられているが、下を細い茎、上はある程度太い茎で葺かれていて、芸術だ。こんな屋根が葺き替えられる時を見てみたいものだ
途中で切り揃えられている、竹と天然木を交互にあしらった垣根が凝っていてモダン
久しぶりに昔ながらの造りの家を見て、何だかとても嬉しくなってしまった♬
直ぐ斜め向かいが目的地。この門は敷地の広さに比べると、幅はそれほど広くないが、やはり茅葺の屋根がとても重厚だ。
くぐってから振り返るとこんな感じ 向かいの竹林もいい感じ(^.^)
広い敷地に木々が茂り、代々の墓領を囲むように散歩道が整えられている。今回はちょっと紅葉には早かったが、緑の中を光がさして雑木林がきもちが良い
山門がまた立派で、見ごたえがある
この反りを出すのは相当の技術が要るという
彫刻も立派で迫力がある
彩色された部分がはがれているので木目も見えて、違う荒々しさを感じる
通り越して振り返るとこんな感じ
この軒天の梁の素晴らしいこと!
時代を感じる槇の大木
仏殿 この建物も重厚で、板張りの壁もそうだが、屋根の湾曲した茅葺も分厚く素晴らしい。
横に放生池があるが、湧き水ではなく循環させているようだった
水と緑がよく合って気持ちがいい 左手は経堂
少し色づき始めている小さい葉のモミジが爽やか
池の周りを巡る
何だか、のーんびりずっと眺めていたくなるような風景…
大河内松平家の墓所へ小径が続く
野火止用水の跡で、昔はここを水が流れていたという
先に進むと松平伊豆の守の墓所に出る
野火止塚
雑木林の散歩道が続く
ベンチで水分補給して一休み 空が青くて広くて気持ちがいい
また墓所迄道が続いて、一回りできるようになっている
近場のお散歩…広々とした緑の中のステキな時間だった。出てからも周りを散歩道が回っている。周りには畑が続いて住宅地…のどかな場所だ
名前は知っていたけれど、これかぁ…センダンの実が沢山なっていた。
今頃は紅葉が綺麗で観光の人が沢山だろうな…紅葉の美しい、今の様子の動画をどうぞ(^^)v
コロナも随分感染が減って少しずつ「普通」が戻り始めている。午後の散歩を堪能し、帰りに軽く食事をしたが、ビールの美味しかった事(笑) ステキな場所を紹介してくれた友人に感謝。このままコロナが終息してくれることを祈って(^.^)