立山・黒部の旅 ⑦3日目 高瀬渓谷ハイキング?
起きて直ぐに温泉に入って、何もない別荘地だがぶらっと散歩。長野オリンピックは25年も前なのか…
宿泊すると、色々な種類を食べられるのが嬉しい。サラダも沢山の野菜があるのでルンルンだ。朝から山掛けそばと冷ややっこ、煮物にスープ♫今日は滝を見に行く特別ハイキングがあるという。パンは普段殆ど食べないのだが、ホテルのパンは美味しいので食べる。
コロナでスタッフも皆マスク姿なので、エレベーター横にこんなボードがあった
好い天気だ、さあ出発 南へ向かう
昨日のジャンプ台を過ぎる 冬は白一色なのだろうな…
青木湖?
木崎湖?
今日のコースは一般には余り知られていないコースで、高瀬渓谷の不動沢を横切り扇沢からの滝を見に行くハイクらしい。
竜神湖のあたりから既に山の中… 山側に、オウム真理教を糾弾しようとして赤ちゃんを含む法律家一家が殺された「坂本弁護士の息子さんの石碑」があって驚いた。こんな場所だったのだ。
小田切ダム
中部山岳国立公園に入る
七倉ダムを越えて
山の中…雪対策もしっかり
七倉山荘についてバスを降り、道が狭くなるので2~3人の乗り合いでタクシーに乗り継ぐって! どんなところなんだ?
降りてみると確かに10台ほどのタクシーがずらっと並んでいて驚いた
ここから先はマイカー禁止区域なのだそうだ。ちょっと怖いようなトンネルを越えるとどんな景色が待ってるのかな?
この辺の地面は白っぽい
運転手さんによると、ここは許可車しか使えないのでタクシーの稼ぎ所だが、観光客が激減して淋しい限りだとの事。ワクチンを打った人たちのツアーだと受ける方も安心だし有難いと、とても嬉しそうだった。
沢山のトンネルを抜けて、いきなりこれは何?
石垣の壁の下に入っていく。高瀬ダムの下に当たるそうで、一度皆降りる。
不思議な景色…左の端に細いダムがある感じ
覗いたらこんな風になっていた
何が凄いかというのは、ここからの道。確かにバスや大型車は行けない(;^ω^)
ただの石垣のように見えるが…「危ない」の立て札と比べると分かるが、1つ1つは1~2mほどのかなり大きな岩だ。
上まで綴れ織りの道が続くのだ。
着いたらタクシーを降りて高瀬ダム湖…凄い色
Google地図で見るとこんな風、登って来たつづれ折りがはっきり分かる凄い所だ。トンネルを歩いて、不動沢橋を渡ってもう一つの沢の上にある滝を見に行くらしい… ただし、この時点では滝を見に行くハイキングですとしか知らされていなかった
昨日の黒部湖もそうだが、山を作る地層から溶けだした鉱物の色…不思議な色だ
これから不動隧道というトンネルを通って不動澤に出るらしい
途中、まーっ暗で何も見えない部分があるかなり不安なトンネル
やっと出口…
ここはどこ? 何とも大雑把な道しるべが…
揺れる橋があるの? ハイキングじゃないの?
ほんとだ、つり橋結構長そう…かなり幅広の沢という事だ。私はこういうのは問題ないけど…
立っているだけでかなり揺れるので、撮る方も揺れる(笑)
かなり風が強く長いので、渡るのに時間がかかった。
左のダム湖がさっき見えた白いところ 扇状地堆積物の岩石だから何せ白い
右側は七倉岳からつづいている澤
渡ると濁沢キャンプ場があって、少し開けている。到着!
ついたぞー
ただ、砂礫の道は気温が高くてまるでサバクの様…汗がダラダラ(@_@)熱風の中を石に足を取られてなかなか進めない。
てっきり森の中を涼しい風に吹かれてハイキングかと思っていたら、熱帯の砂漠地帯の砂の上を歩くような感じ…正面の砂礫を積んだ道を上がるのだが、本当に脇にはサボテンが自生していた。
越えたら森の中を歩くのかと思ったら
直ぐ砂礫のゴロゴロしている道に出てそこから砂礫のずるずるする沢の台の中を上っていく
美しい森を通って緑の中から滝が美しく落ちてくる…そいうのとは違ったようだ(ーー;)
先ずはここの土手を上がるんだね…
崩れる岩を越えながら進む
かなりの高さを、足を取られてズルズル転びながらなんとか上がった…
この土手の上には…
あそこを左に行くと見えるのかな…皆があんなに小さい…どんだけ遠いんや…
でも水をさかのぼれば到達するはず
少しずつ滝が近づいてくる 負けないぞっ
でも歩けども歩けども…ちっとも進んで行かない まーだ人があんなに小さい…
残念だけど、右の木陰で水を補給したら戻ろう。時間内に帰れなくなる。あんなにすぐそこに見えるのに、灼熱の中の砂礫の上を歩くのは本当に大変で、行きつくのは無理そうだ。冷たい水は触れなかったけれど、せめて高瀬沢に注ぐ扇沢の滝の写真だけは沢山撮る
日差しが強く暑い中、軽いハイキングではなかったことは確かだ(ーー;)ハアハア息が切れて倒れそうだった
何度も水分補給と休憩をしながらつり橋をまた渡ってトンネルに向かう
汗だらけになったので、トンネルの冷たい風が心地よい
またタクシーに分散して、もと来た道へ
いやー、予想を超えたハードなハイキング…今迄のどの旅行より大変だった^^;
運転手さんによると、このルートは途中の澤の砂礫が足に来て、ダム湖からタクシーを呼ぶ登山者が多いらしい。
後は長野市内の善光寺へ行くのみ
あの澤からの水が集まっているのだろうな~しみじみ(笑)
旅行紀行もあと1回 続く