友達に誘われてマイナーな鎌倉散策 報国寺
10月1日、都民の日だが今年は全くその話題はなかった(笑)。友達が鎌倉散策をするので一緒にどう?と誘ってくれたので、ついて行く。鎌倉なんて本当に久しぶり。9年程前に建築学科のある造形芸術系の大学(通信制で、土日休日がリアル授業)に通っていたことがある。その時の授業で「鎌倉の切り通しを実地研究する」というのがあって、5人グループで鎌倉の町を学ぶ為にあちこち歩いた。因みに生徒の年齢は20代から30代が多く、後は定年後の方達。中途半端な私のようなおばさんは少なかった。八幡宮の建築の特徴は勿論、若者達との共同作業で3か所の切り通しとその界隈、鎌倉駅周辺を廻った。その後は友達とメジャーコースの大仏や紫陽花のお寺を廻った以来だ。
今回は全く友達任せなので、まーったく何も下調べなし^^;。先ずは池袋から新宿湘南ラインで鎌倉駅へ。
N'EXが成田エクスプレスとは知らなんだ…JR東日本の大船駅・横浜駅・高尾駅・大宮駅・池袋駅・新宿駅・品川駅 - 成田空港駅間の特急、車庫がないのか(笑)沢山停まっていた
帰りに気づいたが、駅にはしめ縄が掛かっていいた。
バスで先に駅近くでお昼を済ませて、バスで鶴岡八幡宮を右に曲がる道の報国寺へ向かう。今迄の鎌倉歩きでは過酷な目指せ何々!ばかりでバスに乗ったことはない。ちょっと楽しみ…竹林が有名だそうだ。
鎌倉は、普通の住宅地の小道も趣が違う。こじゃれた建物が多いので、通るだけでわくわくする。丁度時期の彼岸花もそこここに咲いていて、好い感じ(^^♪
細い道を少し行くと報国寺への坂があって、門に出る 社会科見学か修学旅行か、学生達もグループで来ていた
左てにはかなり古そうな槇の木が、きっちり剪定されている
右手には碑があって立派な門をくぐる
入ると直ぐに石垣の上の土手に根の張った木々が見える
着物姿の女性達を何度か見たが、京都でやっている着物を着て社寺を回るツアーみたいなものがあるのかな
石畳の道の両側の苔も、とても綺麗に手入れされている
お地蔵さんの赤い帽子と前掛け、赤と白の彼岸花、苔がマッチして絵になっていた
こじんまりしているが丁寧な手入れが入ってまとまっている この木も相当な年月を感じる
コンパクトな印象。突き当りを右に階段を上がると本堂があるようだ
因みに左は後で帰る時の道だった 刈込も綺麗に整えられていて気持ちがいい
あがると直ぐ本堂があり、刈り込まれた木と築山が印象的
左手の茅葺の鐘楼は珍しい
中の竹の庭と竹林と洞窟を見に入る
いきなりのみっしり植えられた竹…青々とした竹も好いが、もう少し紅葉の季節になると赤と緑のコントラストが楽しめそうだ
そろそろ萩が咲きだしている
槇の木の刈り方が面白い。庭のケイトウと白砂と苔の組み合わせも珍しい
庭を見ながらベンチで一休み(^.^) 実家にほこっていたいたトレニアが懐かしい
どこも狭い中にぎっしりと詰め込んで、しっかり刈り込まれた庭だ(笑)
ここの祠というより洞窟の中に、スツーパが沢山並んでいるのが珍しい。高さもあるし、かなり奥にも深く掘られている こんな景色は初めて見た
竹林の分かれ道
何だか狭い中にみっちり植えられているのは、刈り方も含めて盆栽風な感覚だなと思い至る
竹林の手前のスツーパの石像と美しい苔
竹林の中にはいりまーす
所狭しと立派な竹が植えられていて、ちょっとした異空間
苔も綺麗に整えられている
ギャルも通る 映えるのかな?
しばし異空間を巡る
石の上に苔を張りつかせるのはなかなか手入れが難しいのだが…
倒れるのを防ぐために意図がはりめぐされている
竹のしろっぽい 緑の世界を潜り抜けると入り口横に出てくる
出るとまた可愛い苔の山がある(^.^)
そして最初に見えた茅葺の鐘楼 かなり分厚い
よこを廻ると竹垣が洒落ている
屋根の苔も設えたものだろう、手が込んでいる
細い道を下って玄関に向かうと、苔むした石のトウが並んでいる塚がある
苔むした石灯篭が丸くてあまりに可愛くて、何だか小人のようだ
古い梅の枝は自分の意志と違う曲がり方をしているのだろうが、盆栽風に統一されている庭には合っている。それにしてもドンっ!と上に伸び伸びとそびえる大木と比べると、どうにも気の毒に見える。
このお寺は、刈り込みはされているけれどすっと上に延びている年代物の胴回りの大きな木と、まるで盆栽のような細かな剪定を施した低木をうまく配置した不思議な庭だということが判る。そういう意味で興味深かった。
暫しの心休まる時間をありがとうございました。いいお寺でした。
小さいお寺だからと思ったが、やはり写真の枚数が多くなったので、瑞泉寺は続きで=^_^=