水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

お籠り日記 その2 母の引っ越し

コロナの蔓延は留まることなく日本、特に東京をむしばみ続けている。今年のゴールデンウイークは返上となり、ステイハウスウイークとなった。


そんなコロナ自粛の渦中だが、予定通りに母の施設の引っ越しを敢行。数字の比率では同じだが、目の届き方が人数で違うのは確かだ。コロナ蔓延の集団感染のリスクも少なくなると思う。
電車に乗るなんて1か月以上ぶり、23日の午後に2か月振りに王子に母を迎えに行ったが、不安をよそにいたって元気だった。小一時間掛かって、25日に直ぐ運べるように持って行った大袋数枚に衣服、本、雑貨類を入れて準備する。途中で母の退所を聞いた直接にお世話をしてくれていたスタッフさんが数人、涙ながらにお別れを言いに来てくれ、びっくりした。経営の支配人はあり得ない銭ゲバだったが、スタッフさん方は好い人たちが多かったのだろう。感謝している。
そして2か月程外に出ていない母の足慣らしを兼ねて、もう来ないだろう施設の近くのお寺や神社にお参りして、散歩しながら自宅に戻る。

2月に満開だった寒緋桜の実が赤くなっていた

春はどんどん進んでいる

母の認知症はやはり進んではいるものの思ったほどではなく、ちゃんと杖で歩けるので本当に良かった。この半年で、あやふやになっていることも多いが、新しい施設でよく見ていただければきちんとした生活に戻ってくれるだろう。そう願いたい。


家族の写真や旅行の写真をTVの大画面で見せると、昔話をしながらかなり頭が回転してくるようで、人との接触は大切だなぁと改めて思う。夕飯に水炊きと刺身を用意したらことのほか喜んでくれた。金曜は鹿児島の母の弟達、福岡のいとこなどに電話をして、更に頭の回転が戻ってきている感じがする。送ってあげた「お品の頭の体操・間違い探し」がえらく気に入っているらしく自分からやっている。


25日土曜は10時半に王子で板橋の施設の係の方と待ち合わせで、母には家でTVを見てもらって息子が車を出してくれて私達と3人で王子へ。マスクを替え念入りに消毒して熱を測って入る。板橋の係の方にも手伝ってもらい台車で運んでいる間、私は書類を書いたり掃除をしたりして先ずは荷出しが終了。先導して貰って板橋へ。施設に着くと、何とケアマネさんなど10数人の介護や事務のスタッフ総出で迎え下さり、荷物も一緒に運んでいただき、まるで開店時の百貨店(笑)状態で驚いた。
実は元々4月開設の施設で新しい施設なのだが、コロナの蔓延で施設が初めての予約者は入所を遅らせている人が多いとのこと。母は3人目、Max80人の所にたった3人だから至れり尽くせりの待遇なのだ(笑)。


主人と息子が家具や荷物を入れて荷物確認をしている間、私はケアマネさんとスタッフの方たちと介護確認の話し合い。前のケアマネは2人とも全く頼りにならず、銭ゲバ支配人の手下の様な具合だったので、まっとうなケアマネさんの対応に本当にほっとする。何というのか、介護に向かう意気込みの違いが伝わる気がする。
少しだけ狭くなったが殆ど同じような仕様と向きの部屋を選んだので、荷物もすっと収まった。

晴れた日には、こちらの方向に富士山が見えるらしい 

一度家に戻る。母はおやつを食べて楽しくTVを見たり頭の体操のパズルをしたりしていたようだ。皆でそばと天ぷらでお昼にして、今度は母を連れていく。転所を分かっているのかアヤシイが、再度熱い歓迎を受けて新しい部屋へ。6階と聞いてびっくりしていたが、前と違って明るくて眺めがよいので更にびっくりしていた。3時半頃私達は戻り、息子はそのまま幕張に帰っていった。息子が名前を継いでいるのもあるが、祖父母にも良くしてくれてありがたい。


本来は施設も面会は禁止だが、違う環境になったということで、翌日の面会が許可になった。主人と電車ルートで施設に向かう。1車両に数人程度で、かなり少ない。街は天気もよく、行く道の住宅地の庭にも素敵な花があふれている。


シャクヤクのアイスキャンディみたいな色が素敵

シャリンバイ

普段アップなどしないけれど、結構可愛い

坂だらけの街で、先ずは坂を上るが結構ハードだ(笑)

蔓系の花も多い

ウキツリボク これも改めて見るといい花じゃないか(笑)

隣にはコバノランタナも

坂はきついが(笑)駅からは6分くらい。
母は他の方たちと食堂でお誕生会のカラオケ(といっても、ふるさととか花とか、唱歌っぽいもの)をやっていたので、先に私達で家具の配置を使いやすいように少し移動し、切れていた歯磨き粉やハンドクリームなどを補充、タオル掛けを付けて完了。終わってからちょっと声をかけたら、私達を玄関迄見送ると言って聞かないのでそこまで送ってもらう。うまくやっているようでほっとした。
扉が閉まってから、昨日荷物を手伝ってくれた係の方が他の扉から外に迄出て来て挨拶してくれて、また恐縮する^^;。
帰りは別の駅から帰る ドウダンツツジが垣根として整えられていて珍しいと思った。可愛い花を見せている

薔薇も綺麗。花壇でこのタイプの薔薇があるというのは、かなり上手に育てておられるのだと思う。黄色は元気が出る

もうスズランの時期なのだ…白はハレーションを起こしてちょっとピンボケ気味^^;

野ばらの白はまた華憐

嫁が好きそうな古い民家があったので、写真を送った(笑)。こういう趣味は似ている

ということで、母はスムーズに移行できているようだ。元々ちやほやされるのが好きなタイプだから、暫くは人数も少しずつしか増えないだろうし丁度いいいいタイミングだったかもしれない。後は、私達が自由に面会に行けるようになる日が早く来ることを祈るのみだ。


まだまだコロナ自粛は続きそうだが、取り敢えず母の施設問題は一件落着した(と思う)。色々皆さんにご心配をおかけしたけれど、暫くはそれ程心配しなくて済みそうだ。


引っ越しで、Lineコーラスを1回休むことになった。PCやスマホが普及していたのは本当にありがたい。人付き合いがに苦手なので人に接しない事はそれ程大変とは思っていなかった。が、週2回のコーラスもクラフトのレッスンも全てが無くなる状態が続くのは結構堪えている。皆の動画を見ることがこんなに嬉しく感じるとは思わなかった。色々臨機応変な工夫をしながら乗り越えたいものだ。
さっ、ちゃんと自分の健康を保持して、コロナなんかに負けずにまたお籠り生活を続けよう。人と接触しないことがとにかく感染予防になるのだから。


皆さまも、どうぞご自愛くださいませ。

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