甲府へのバスハイク 7月21日その2
山を下って盆地に戻る
盆地の街並みが見える
お昼は信玄館という、とても広いお食事所
松阪牛・近江牛を食べ比べるすき焼きで、皆東京からと了解ずみ。出入りのアルコール消毒は当然ながら、元々広ーい会場の大きな6人テーブルに2人~人のかなり遠い配置。
私は近江牛の方が美味しく感じた シイタケの粕漬がとても美味しかったので買った
食べ終わったら、広いお土産売り場で色々見るもよし、お向かいの乾徳山・恵林寺に行くもよしと紹介があったので、お寺へ行ってみる。時間は食事が終わって40分
杉の綺麗な小さなお寺かとおもいきや…実は歴史のある寺だった
何とも恥ずかしながら帰ってから知った由緒正しきお寺だった。
寺の略図(ネットから) 柳沢吉保夫婦と武田信玄の墓所の方から入って、方丈辺りを巡って戻ったことになる
この寺は臨済宗妙心寺派の寺で、1330に禅院として建てられ、1564には信玄の菩提寺となったという由緒正しい寺だ。柳沢吉保夫婦の墓地もある。
スマートな三重塔
山門も重厚感のあるもの…そうこれが凄いものだった。
1582甲斐武田氏は滅亡。恵林寺は織田信長の焼き討ちにあい、快川国師は「安禅必ずしも山水を須(もち)いず、心頭滅却すれば火も自(おのずか)ら涼し」と言葉を残した、あの山門という。
猫が悠々と寝ていた(笑)
赤門迄ずっと参道が続いている。あっちから来るのが正しい順序のようだ。赤い門は「四脚門」別名「赤門」と呼ばれている。もっと向こうにあるのが黒門だが、閉まっていた。
何だか凄すぎてびっくり
この知らずに写真を撮っていた両側の漢文が、精神滅却すれば…の文字だった
本堂も堂々たる構えで年代物の様相がみえる。
松も美しい
素晴らしい屋根の曲線!!
板の色が気持ちがいい
どこもここも余りに立派で…白い漆喰と木の組み合わせが凛として上品で…
横側の門
開山堂
庭も美しい
明王殿と門
墓所へ続く灯篭道
はずれにあった蔵の扉の上に、夜叉の面があったのが珍しかった
思いがけずの素晴らしいお寺を参拝できてラッキーだった。知らずに日帰り旅行だからと調べていなかったのは残念だった。最初から知っていればもっと見るべきところをちゃんと見たのに…「先達はあらまほしきことなり」の通り(;^ω^)
お食事処の信玄像は、墓所の方角に建てられていました。
さあ、続いて盆地の中を走ってハーブ園へ。
珍しく、ガイドさんがついてのハーブの説明がある。
池の周りにはお花も植わっていて綺麗。今はやりのマリーゴールド
ラベンダー
自然派の化粧水やアトピーに効くとか、白内障にいいとかのこのハーブ園特製のものの販促っぽい所も多々あった。とはいえ、自然物ブームだから結構な人気のようだ^^;
私も肌の弱い子供達の為に、特製の添加物のないクリームを買ってしまった(笑)。
まだ薔薇も咲いている
ゆったりした場所だ
ブルーベリーのソフトクリームが人気
赤紫蘇もハーブ 梅干しには欠かせない
夏の定番、ひまわり
黄色は元気が出る
水辺も快い
やはり自然はいいな、という感想。クリームだけでなく、まんまと話に乗って、目にいいというジュースも買ってしまった。
ここからは桃狩りの畑迄そんなにかからない。デザートに桃、食べ放題です~とのことだが…ぶどうや桃の栽培畑を通って到着
皿と果物ナイフを渡されて、好きに取って食べてください(笑)とのこと。でも、なかなか美味しいのに当たらなくて、食べかけで捨てるのは申し訳ない感じだった。係のお兄ちゃんに「熟れてるのを教えて」と頼んだのは確かに多少甘かったが、元々西育ちの者にとって固い桃はどうも馴染めなくて^^;。
ベタベタの手を洗う水タンクもある
販売もしていたが、一人3個のお土産で十分だ^_^;
そして、帰り道で最後のワインのお店へ
少しずつだけど沢山試飲した。
結局桃3こ、マスクメロン1個、パイナップル1個、ハーブ石鹸とぶどうチョコ、をお土産にもらい、帰りのおにぎり2個と富士山型のペットボトルの天然水1つ…重い(笑)帰り道となった。
突然沸いたような旅だったけれど、日帰りでこんなに色々と見て食べて楽しんで…素晴らしい時間だった。
マスクメロは最高に甘くて美味しかった。パイナップルも、桃も完食。
最後にガイドさんの連絡先のカードを貰った。20人は旅行会社の会員のみだが、もし体調に何かあったらその他の人達に注意を促すことになっているとの事で、何事もなく20日程経った。ただ、その後の都の感染者数は倍以上になり、もはや400人越えも驚かなくなった。東京がGoto travelの対象外ではなかったとしても、もはや動く気にはならない。それを思うと、暫しのパラダイスだったと思う。