水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

熊野古道への旅 2日目 ①天神崎の海と闘鶏神社

夕陽も綺麗だったが、ホテルからの朝日は素晴らしく、まるで元旦のお祝いの日の出のよう
な神々しい感じだった。海は久しぶり、やはり神代の昔からたたえられるだけのことはある

食堂から見るともうかなり昇ってきて、2日目もお天気のようだ

2日目の予定は
ホテルから直ぐ下の「日本のウユニ湖」と言われる天神岬⇒2016年に世界遺産になった闘鶏神社⇒語り部と一緒に熊野古道館、池尻王子~中辺路・三軒茶屋跡~見晴らし台~熊野本宮大社~大斎原~穂陀洛山寺~浜の宮王子を廻る

見えてきた海…綺麗(゜o゜)

潮の満ち干の加減で、岩場と一体化した波のない日には、鏡のような状態になるそうだ。残念ながら、この時間は水の綺麗な岩場になっていた

10月、11月と山の紅葉を見たけれど、海もいいなあ。

ここが満潮になると水の鏡になるらしい

そしてバスで近くの闘鶏神社へ 
連絡を入れたMさん、時間が取れそうなので行きますとメールが入っていたが、ひょっとしたら来てくれるのかな(^.^)

バスを降りて、住宅地を歩いていく

何だか懐かしい雰囲気の場所みたい

ガイドさんの隣に何か聞いている人が…あらっ?もしかしてMさんかな、聞いてみたらそうらしい(^.^)私は「水色のスラックスを履いた太ったオバさんがいたら、私です」とメールしていたのだが、ガイドさんが太った人はいませんよ、と優しい言葉を発した所だったらしい(笑)。ツアーで少ししか一緒に居られないのに、わざわざ、しかも和歌山の旅行案内のカタログをたーくさん見繕って持ってきたくださった。郷土愛豊かなネット仲間に感謝。
私というと緊張してしまって、しどろもどろ…しかも、せっかく来てもらったのに一緒に写真を撮るのを忘れた(=_=)。山岳部の顧問をされていたというだけあってがっちりした体格の、優しそうな方だった。小さい頃この近くで育ったとのことで、神社の木に登って遊んでいたそうだ。まさか世界遺産になるなんて思ってもいなかったとちょっと嬉しそう(^.^)。
今回のバスガイドさんは、和歌山の人で色々な歴史に詳しくて知らなかったようなほほ~っと色々な話を聞かせてくれる、ラッキー(^^)v。

◎鬪雞神社(とうけいじんじゃ)
平安時代末期に天照皇大神以下十一神を勧請して新熊野権現と称して、湛快の子で弁慶の親と言われる湛増が田辺別当となる。源平合戦のおり、源氏と平氏の双方から援軍を乞われた湛増は社地の鶏を紅白2色に分けて闘わせ、白の鶏が勝ったことから源氏に味方することに決め、熊野水軍を率いて壇ノ浦へ出陣した。以後勝負の神様とも言われるようになる。2016年に世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録された。

社殿は近世の再建6棟が揃って遺存する。仮庵山を背に北面して建ち、東側から西殿、本殿、上殿、中殿、下殿、八百萬殿の6棟が横一列に並んでいる。建立年代は1661年から1748年の間。本殿と上殿は一間社春日造で奥行二間の熊野造、形式は熊野三山の社殿と類似している。本殿と上殿は、田辺地方における数少ない17世紀中期以前に遡る貴重な神社建築。
本殿のしめ縄が目を引く


石灯篭にも、時代を感じる

屋根の反り具合がなんとも美しい

一体この木は何歳なのだろう?

男神社の逞しさが伝わる

素晴らしい彫刻、屋根のなだらかな曲線…塗装がなく「木」自体の良さが出ている木造の建物は、気持ちを温かくしてくれる

横から回って行くと、裏手は広場になっていた

源平の頃には既に町として開けて時代を重ねているひなびた感じと、歴史が粛々と続いている重みを感じる場所だった

沢山の資料を持って訪ねてくれたMさんと別れ、ツアーは海岸沿いを後にして、西から東に山の道を熊野古道の中辺路に向かっていく。
紀伊半島中央部の熊野本宮大社、熊野那智大社・那智山青岸渡寺、熊野速玉大社を併せて「熊野三山」と呼ばれ、熊野信仰の中枢を担ってきた。そこ迄に至る道は5つあり、一般的に「熊野古道」というと全長約80kmの参詣道中辺路を指すようだ。

熊野古道の地図というと「〇〇王子」と記されているが、何のことかと思ったら…熊野古道には熊野権現の御子神だと考えられる院政期の熊野ブームが生みだした王子(おうじ)と呼ばれる場所が等間隔で設けられ、現在は95ヵ所残されているとのこと。各王子では、奉幣と経供養などの儀式が行われ、里神楽や馴子舞、和歌会などの奉納が行なわれていた。

先ずは熊野古道館を目指す。

そして滝尻王子社と直ぐ向かいの熊野古道館へ

いよいよ熊野古道のいいとこ取り(笑)の旅が始まる。
次回に続く

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