水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

NY合唱フェスタその9 メトロポリタン美術館

28日は事前のopツアーでガイド付きのメトロポリタン美術館ツアーを申し込んだ。やはりメトロポリタン美術館は外せない。昼過ぎに戻って休んだら、夕方からは祖父同士が兄弟のふたいとこ、リンちゃん夫婦と40年以上ぶりに会って夕食を一緒にする事になっている。40年ぶりで分からないと困るので、朝先生と撮った写真をメールに添付しておいた(笑)

集まったのはほぼコーラス参加者+一般の宿泊観光客のツアーの方達。私は人の名前を覚えるのは苦手で分かっていなかったけれど、3月10日の復活でご一緒だった方達も数人おられた。NY在住の日本人ガイドさんは50代に入った位の女性で、感じの良い方みたい(^.^)。


ガイドさんと先ずは地下鉄に乗って86丁目迄。丁寧な説明で何と便利! 特別な乗り物カード等なくても手持ちのクレジットカードをタッチするだけで乗れる事に感動!! 数回ならこれで十分。「私のカードはタッチ対応なの?」とガイドさんに聞く人数人…「電波マークがあれば対応カードです」と説明受けたんだから、その位自分で確認しようよ(=_=)

地下鉄は上の階と下の階があって違うルートの電車が…秋葉原っぽい(笑)

ここから西ルートのバスに乗り換える。バスも地下鉄と同じでカードをかざせば乗れる♬
連結バスで4駅乗ったら美術館前に到着。

雨が降っても結構な人が並んでいたが、無事美術館に入館できた(^.^)チケットと一緒に館内地図を貰う 広いから地図が無いと自分の位置も分からない(笑)

最初の2時間はガイドさんに説明して貰いながらの鑑賞、後の1時間程は自分で見たい所や見落とした所を自由に見て最終的にショップの前で3時間後に集合するとの事。
細かく見ていたら1週間でも足りないだろう。パリのルーブルやオルセーも同じだね^^;中央の案内所から進む

ガイドさんのセンスで見ていくので早足でどんどん進み、ついて行くのも大変(笑)
最初はヨーロッパ中世美術・彫刻装飾美術のエリアに進む為、1階のアジアエリアを足早に抜けていく。ビザンチン帝国のモザイクは目を引くな~

あー、アジアエリアもゆっくり見たいな~😞

やっと止まって最初の説明(笑)

これはとても珍しいものだそうで、中央のマリア像を皆熱心にスマホで撮っていた(^.^)

建物の中なのに、ひろーいエリアに出て驚く。

ティファニーのステンドグラスの前でアナウンス 美しい…タイルの柱もまた素晴らしい。横にあるのはシカゴ証券取引所の階段だそうだ

この大きな作品を壁の一角に納めてしまうのがびっくりだ…
もう1つのエリアにもステンドグラスが…葡萄と藤もステンドグラスが映える。この柱とセットになっているらしい。柱の薔薇はスペインのカタルーニャ音楽堂の陶器の薔薇を思い浮かべる。素敵だね~

広場のあちこちに、彫刻がぽん!ぽん!と置いてある感じで素敵なアレンジ(^.^) カフェを横目にどんどん進む

透明なガラスのエレベーターで2階へ進むが、ここを2階から見るとまた楽しい

アメリカン・ウィングの歴史的な部屋に最後に加えられた、建築家フランク・ロイド・ライトの設計した部屋。傾斜の緩い屋根と深い庇、ホワイトオークのトリム、並んだ透明な鉛枠ガラスの部屋はプレイリー様式住宅の代表的作品で、家具もライトが考案し彼かの意図通りに配置されている。和を雰囲気のイメージがしっかり伝わる。

ここからはヨーロッパ絵画の要所をアナウンスを聞きながら巡る。いつも新しいトピックスを知る事ができるが、今回の新知識の1つ。キューピットは死者の使いで、キューピットが来ると死が近いとされるらしい。なので、死期の近い者の絵にはキューピットが寄り添っているとか…

フェルメールはこの頃よく語られるようになった。

壁には何もなかったり他の物が描かれていたり技術を駆使して解明される事も多くて驚く。子供の1人が美貌と縁遠い(当時の感覚が分かる)のを憐れんで絵に残したのは初めて知った。  美術館自体の作り方がまた素敵で、外観や飾り方も楽しい

画家が宮廷画家の時代から庶民の日常を描くようになったことを実際の絵で解読(笑)

モネの若い頃と目が悪くなってからの色彩との比較も良く語られる

ゴッホの糸杉はあちこちの美術館で見られる。資金がなくなった頃はモデル代が出せず自画像を20点以上描いている。ここでは壁に掛けられない絵が…自画像の裏に違う暗い像が張り付けてあるので両面が見られるように展示してあった

ルノワールも多く所蔵されている。柔らかい筆致の作者のなかでもやはり書かれた時期の絵の具で随分絵の色が変わるのが分かる

ゴーギャンはゴッホともやいで語られる事が多い…クリムトなども人気で人が多かった

この絵は母の絵画の本で初めて見て憧れたもの。帰って母に話す為にしっかり写す

有名な作家の絵を色々説明して貰いながら見て回ったが、広大な広さの中を早足し過ぎるガイド説明なので、まるで次回来る時の為の下見のような感じ(笑)ロダンの踊り子では、上流階級のバレリーナではなく、チュチュも木綿の安価な物で踊る普通の子が取り上げられているとのこと。このチュチュは木綿だったのね~

ロートレックも好きだなー。ルーブルの壁いっぱいの大きな絵には驚いたけれど、ここの普通サイズもやはり暖かい。
ロダンの前で一旦解散し、1時間後に入口のショップ前で集合迄自由行動。

まだまだ見たい絵がいっぱい…このままイスラム美術を見てから、もう一度最後にルノアールを見よう。タイルや焼き物の色が美しいのよね

絨毯や特別な設えの天井等不思議な雰囲気のエリアで一休み。2019年に行ったスペインを思い出す。ベンチでお茶を飲んで再度ヨーロッパ絵画のコーナーへ。

2部屋程見て、そこでハタと背中が軽いのに気づく('Д') リュックが無い…さっきのベンチに置いたままだ!! やってもた~(;'∀') カードやパスポートは別の首から下げるちっちゃなポーチに入れているけれど、地図・薬・水・充電器など色々な物が…「NYで物を失くしたら先ず戻ってこない」という言葉が頭をよぎる。兎に角戻ってみるが、結構好き勝手に動いたので何処のベンチだったのか分からない。仕方なく近くの係の人にヘルプしたら、イスラム美術のエリアを一緒に探してくれたが分からない…この階のチーフみたいな高齢の人の所に連れていかれる。もう一度一緒に巡ったが分からないので、本部の遺失物係に行くように薦められる。


あーもう出てこないよね…と思いながら1階に行きたいのに、動転して道が分からない。

うろうろ中二階を何度も行ったり来たりして更に分からなくなったので、戻って再度イスラムエリアに行ってみると、一緒にベンチに座っていたオニイサンが寄ってきて私のリュックを差し出す。!!私の事を探していたらしい。地獄で仏!💕有難う、見知らぬ若者よ。 さっきのチーフのお爺さんに出てきたとお礼を言いに行って、ホッ=^_^=。バタバタしていてもう待ち合わせの時間になるのでショップに行きたいが、地図を見ているのに行きつかない。案内の人に地図を見ながら聞くのに、平面と実際の中二階が違っていて本当に苦労した😿またもうろうろ行ったり来たり。

何とかギリギリで着いたが、私は未だ全然ショップを見ていなかったので、皆さんには先に帰って貰って後から一人で帰る事にする。女声の方達が「まぁ、おひとりで帰れる?」と心配してくれたが、さっき一度来ているのでこれは大丈夫。
急ぎ足でショップを周るがさしてほしいものは見つからず、ピンバッジやしおり、猫のマグネット等を購入。心が乱れていたので(笑)写真は撮り忘れた。ここはネットから…

いやー参った。やはり1人の時物を無くすのはコワイ(笑)。でも、出てきて良かった~、実はリュックにも分けて現金を入れていたのだが、何の被害もナシ。これも日ごろの善行の御蔭かしら^^;
帰りは5番街を南下して53丁目で降りてMOMAの横を3筋歩けば、バス1本でも帰れる。ガイドさんが言ってた通りこの信号を渡った所のバス停から乗ればOK 無事、明日の朝の食料も調達してホテルへ戻る

そして遅昼を食べて休んで2時間程眠り、5時にリンちゃんご夫婦と会うべく着替えてロビー迄降りる♬ 果たしてすぐにお互い「あー」と笑顔で直ぐ分かった
ご主人が運転してNJから来てくれ、ホテル近くのエリアはとても混んでいるのでダウンタウンの方の日本料理のお店に連れて行ってくれた。トランプ・クリントン・オバマという歴代の大統領がNYに入っていたので、余計に黄沙う規制で混んでいたようだ。
私がラフなお店が良いと要望していたので「大戸屋NY」…東京では大衆食堂的な感じだが^^;、こちらではちゃんとした日本料理が食べられるお店として重宝しているとのこと。確かにお店もリッチ仕様で器も綺麗。丼物から刺身、蕎麦・うどん、天ぷらや揚げ物等何でも揃っていた。

風の噂だけで空白だった間の、ご夫婦のなれそめからリンちゃんの近況を聞いたりで楽しい時間が過ぎていく(^.^)。お膳を選んだら、すごい量が出てきて驚いた。和食も量があるのね(笑) ご主人は仕事で海外を行き来していたそうだが、結婚してNY・NJに来て40年以上になるとの事。時々日本食が食べたくなる時はこういうお店に来るのだそうだ。
AT系でもっと成功するはずでしたがと苦笑いをされていたが、私より2歳上で海外を股にかけて仕事をしてNJに立派な邸宅を構えているのだから大したものだ。去年完全退職したという。


私より1学年下のリンちゃんはSonyで秘書をしていたが、子育ての大変な時期は一旦やめて、二人の子供が成長してからは学校の先生をしている。元気なうちにヨーロッパ等を夫婦で旅したいので、近く仕事をきりあげて東京にも来る予定との事。その時の再開を約束して9時頃別れた。タイトな時間なのでどうしようと思ったが、思い切って連絡して実際に会えて本当に良かった。私からのお土産はお互いのお爺さんの出身地の久留米ラーメン・桜饅頭・久留米絣のポシェットと手作り押し花のルーペ等。こざこざした物とカードで喜んでくれただろうか…まあ心は伝えられたと思う🌸。
メトロポリタンでリュックをなくすアクシデントもあったが、リンちゃんご夫婦と会える楽しい時間で締めくくれて、良い1日だった(^.^)。


メンバーも夫々楽しんでいるようでLINEに色々と写真も届く

明日は最後の1日。ガイド付きの自由の女神観光を含むNY1日ツアーと、夜は夜景観光ツアーだ。ゆっくり眠って最後まで楽しみたい(^^)v

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