水仙の風景いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会ホールでのコーラスの演奏旅行で、ヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅ですが「撮る」ことを楽しんでいます

写真を「撮る」ことが好きです^o^
今はiフォンが主で、上手ではなくても四角の枠に自分なりに考えて撮ってます。思い出の昔の写真から楽しみながらアップしていきたいと思います

クラフト作品を振り返って① 入門当時のカリキュラム

平成30年、おめでとうございます。
これは今年のDECOのお正月飾りの白菊、紐以外ソフト粘土で作っている。

私がDECOクレイ・クラフトアカデミー(http://decoclay.co.jp/)のことを知ったのは、1997年ごろだ。夏休みに福岡に帰ると必ず会う、高校時代の親友が福岡でアカデミーの公認講師になっていた。「これは水仙(私のHN)ちゃんに絶対ぴったりだから是非始めたらいいよ!!」と、外に出るのが苦手な私の為に、わざわざ粘土と道具をうちに持って来て実際のデモ授業をしてくれた。


今になっても本当に優しくて親切な友達だと思う。彼女が熱心に勧めてくれなかったら、私は東京で講師などしていなかったと思う(笑)。


そしてお尻の重い私もどこか東京で、通いやすい親しみやすい講師がいないか調べた。といっても、当時はまだネットが使い始められた時期で、PCを使いこなしている人も余り多くなかったが…。


まだ子供達は中学、主人が土日も家族で家で食事するのをモットーにしていたので外に出ることはなかった。近場では上野・池袋・渋谷にカルチャーセンターがあるとのこと。子供からの親離れも考えたい時期だし、近所のコーラス以外にもたまには外に出た方がいいという主人の助言に従って、いつもと違うルートの半蔵門線の電車に乗る渋谷に行くことにした。講師も小林先生は、大元の「宮井和子」先生の一番弟子ということでドキドキ・ワクワクしながら門をたたいた。


それまで、ネットに「パソコン主婦の友」などで自分の作ったアクセサリーなどを載せたり注文を取ったりできるHPもどきのサイトを作っていた。そこにデジカメで写真を撮って、クラフトの作品を載せ始めた時期でもある。
石粉粘土はこれ

ソフト粘土はこれ

クラフトの教室は「石粉粘土」という大理石を粉にしたものと「エリート」という人形用の粘土が主流だったが、新しく「ソフト粘土」という5色の軽量粘土が出たところだった。どちらもDECO で開発して出している。


私は、大雑把に考えていて、アクセサリーのパーツができたらいいな位に思っていたが、てんで違う物だった(笑)。今はきちんと教科書が整っており、講師は生徒にそれに沿って指導していくが、当時は教科書も1枚ペラの写真もなかった野で自分が何を作っているのか分らない(笑)ことも多々あった。ただ、順序は決まっていて指示書なる講師のみが持つペーパーが存在した。


今はもう捨ててしまったり、友達にあげたりしてほとんど残っていない作品たちだが、昔撮った写真を見つけてまとめてみようと思う。


最初の作品はこれ。石粉粘土を練って延ばし棒で5ミリ位に延ばし、お皿のように上に向けて波を付けながら押し上げる。型押しという金具で型を付けて模様にしたりする。別に伸ばした粘土を切ってリボンを造り、花を作って飾る。完全に乾いたらアクリル絵の具で色付けし、乾いたら布で少し落として陰影をつける。最後にニスを塗って仕上げる。
其々の過程には結構時間が掛かるので、大変だ。

二番目がこれで、6㎝ほどの台にロープを付けたものに、色々な果物などを作ってアレンジして盛り付ける。ブローチとして作るが、ちょっと重いのが難点。

次は、小さなおうち。直径20㎝ほどに粘土を延ばした台の上に、家の形になる基本の形を作って屋根や窓、煙突などをつけていく。庭に木や池などを作ると可愛い。粘土は筋を入れたり型を取ったり、湿っている間の細工は色々なことができ、そのままの形で乾く。
色付けだが、本当に絵の具を塗るなんて高校以来で、思った以上に下手になっていることにショックだった。

次に石粉粘土の「延ばせる」特徴を活かして、「ロープ」と呼ばれる紐状の状態にして「編んで」いく。造り方は、うどんのどんぶりなど(笑)の造りたい形の器を逆さまにしてプチプチ紙を掛けたうえに延ばしたロープを置いて作っていく。上は2本、3本のロープをひねって乗せる。そして苺や花などの飾りをつける。

DECOの初期の作品を「焼かない陶器」と呼んでいた所以がわかるような作品になっている。これはそれほど難しくないけれど華奢で綺麗なので、友達から頼まれたりして結構沢山作った。
大きさは器の大きさで自由にできる。色はべったり縫って均一に仕上げる方法と、普通に絵画的に色目を替えて濃淡をつける方法がある。因みにこの葉っぱの筋は小鋏の先でつけている。重なっている所の粘土と粘土の接合は、専用のボンドを使用する。
ニスは色落ちを防ぎ、照りで華やかさをだすことができるので、基本全てに施す。


今度は、編み込みの籠に入った大きなバラのアレンジ、ドレープなど曲線を粘土で出すなどの技術を使った半立体の作品。立体にするときは、中にティシュなどを入れてその形にするとその形になって乾く。ロープの端などはきちっとつけたければ鋏で切りおとせば好いし、ふんわり丸みを持たせればその形になって乾く。

色は何度も重ねては拭き取りの方法を使って陰影をつける。最初に基本のローアンバーの絵の具で下色を付けて、塗ったり拭いたり…赤や緑を重ねて取っ手を付けしながら作り上げる。茶色っぽい金属の雰囲気を出してみた。横が20㎝、高さが30㎝位の大きさだが、結構重い。

顔を作る時は、その顔の石膏の型が何種類かある。目をくりぬいてペルソナそのままのアレンジのもの。周りに果物などを配置してギリシアっぽく仕上げてみた。

同じ顔型でも、形の付け方や色付けの方法を変えるとまったく違う雰囲気のものに変わる。これはピエロの課題。襟の曲線の端には、皮細工で買う押し型を使用。帽子のふんわりした感じと顔の色付けが大変だった。仕上げにゴールドを掛けて、下地の地味な中に華やかさを出してみた。

余り写真が残っていないが、大体ここら辺までが初級コースになる。区切りで次のコースに進むことになる。


同じ石粉系の粘土にも種類があり、エリート粘土を使ってのリースの課題。主に人形に使う石粉粘土より少し柔らかなアレンジができるタイプ。

ロープを編み込んででリースの台を作り、その上にひまわりとトウモロコシ、マンゴーなどをアレンジする。どこかメキシコ風な感じがする45㎝ほどの大きなもので、造りがいがあった。色はトーンを落として全体を白っぽく仕上げている。

同じエリートで作った男の子の人形の課題。10㎝位の小さなもので、目と口はあなを空けただけなのだが、それなりに表情が出るのが面白い。

続いても、エリートを使った課題。これは50㎝ほどの幅の基礎の大きな器にふっくらした布の雰囲気を出したかなりの大物。布の感じでの貼り付けやレース飾りを施すもので、大変だった。
「ふんわり」を重いタイプの粘土で出すのは、その形でかたまるので大変なのだが、他のアングルの写真が残っていないのが残念。台の上にまた曲面のレースを付けるので苦労した。レース部分はたわしでたたいたり、つまようじを束にしたものでたたいたりしてレース風の雰囲気を出す。色はちょっとかわいい感じにしてみた。

板の台に粘土を塗る感じで手でべたべたと足していきキャンバスのように作る。その上に花と籠をアレンジ。

座った人形の課題。一番小さな顔型を使って顔を造り水でぬらしながら整え、彩色する。顔の目の色付けも初めてで、ほぼ先生に描いてもらったようなものだ(笑)。髪の毛とドレスの布、胸のリボンは規制のものを使用。土台にする体は粘土でそれに洋服を着せて、異種素材と粘土をうまく融合して仕上げるのが課題。初めてしなやかな手と足を作った。手は鋏で切って作るのだが、なかなかうまくいかずに何度も造り直し…^^;小さいので苦労した。

エリート課題が続く。
欧風の部屋の雰囲気の課題。40㎝×25㎝位の暑さ5㎜位の板の台を粘土で作り乾かす。部屋を内側から俯瞰的に見ているような構図で作り上げる。天井や床の奥行感をだし、棚の小物などは立体的に造り込む。間取りというかどんな部屋にするかは自由で、テラコッタ風に淡い色目で仕上げている。
こういうちまちまとした小物を作る時に自分の顔が自然にニコニコしていることから、ああ私はこんなことをするのが好きなんだな、と思う(笑)。

今度は石粉粘土で編み込んだ籠。30㎝角の箱の上に平たくしたロープを置きながら編み込んでいく。先ず真ん中に1本置いてそこから幅分のロープを置き、交互に編んでいく。乾かないように濡れたタオルを被せながらの作業になる。
粘土の立ち上げと、中にワイヤーを入れて強度を付けた取っ手をつけるのが大変だった。でも出来上がりはとても好きな形になって満足。色も青銅風で金属のように見えてなかなかいい出来だったと思う。残念ながらこれは2011年の地震の時に棚から落ちて取っ手部分が割れてしまった。
大抵は大丈夫なのだが、このように高い所から落としたりするとわれることがある。ただし、途中で継ぐことができるのが粘土の利点で、うまく継いだら分らないようになる。

これも編み込みの籠と、レモン・洋ナシ・桃・ザクロ・リンゴ・オレンジ・葡萄などの果物をリアルに作る課題。発泡スチロールの丸型に粘土を延ばして被せ、水で整えて作る。葉っぱにはワイヤーを1/3ほど入れ込んで突き刺せるようにしている。

20㎝四方程度のレリーフ。小さな姉弟が窓から外を覗いている後姿の課題。
一連の作業は順次作るのがいい。これは途中で色を塗る気が無くなってそのまま…粘土自体の色目で仕上げるものもあるが、中途半端なままでいい気持ちはしない。

ロバの荷物運びの課題。どうも振り返ると、この頃、ちょっとマンネリ化して仕上げの色塗りがいい加減のままの作品が多かったのが判明。いくら好きでも気持ちの波はあるもので、娘も息子もナイーブな年頃を迎え、大好きだった猫のちょびを亡くしたり、ちょっと粘土に熱中できなかった時期みたいな気がする(笑)。
これは荷物を運ぶロバ。コケティシュな顔の雰囲気がいいのに、いくつか作った中で未完成のものしか写真にないのが残念。

40㎝×25㎝ほどのおじいさんの時計。これも台になる厚さ5㎜ほどの延ばした粘土の上に岩に張り付く葡萄をアレンジしていく。岩・葡萄・果物のバランスが鍵。渋くグレーを基礎にした色目にした。

ランプシェード。粘土の板にあなを空けたり、葉っぱを付けたりアレンジして、直径15㎝位にまいていく。これも何度も彩色して何度も取っての繰り返し。

キノコのレリーフ課題。40㎝位のもので、ロープで文字をアレンジすることや、上に少しめくれたような造り方と全体のバランスが課題。色目は明るい紺に金を掛けて金属の雰囲気を出している。

色々教室で先生に課題として指導してもらう以外に、色々自分で試しに作ってみる物も幾つかある。実際に使うのには網目があるのでどうかなぁと思うけれど、陶器風のお皿を作ってみたくてトライ。最初は形のみで真っ白

これにどんな彩色をするかがセンスの問題になってくる。粘土の元々の色は白っぽいが、白色を塗る時は糊粉のように白を塗り込む。白を活かした色目にして花だけ可愛いピンクにしてみた。わざとに輪の長さを揃えないで作ってみたけれど、やはりきっちり測って同じ寸法で並べた方が綺麗だった。

実用的なものを造りたくて、作った物。猫や犬のいるうちでトイレットペーパーを綺麗に処理するべく、トイレットペーパーホルダーを作ってみた。べたべたの可愛い感じで小花のアレンジ。これは石粉粘土の重さが幸いして取り出す時に浮かないので、丁度いい。

高さが25㎝ほどの高等科の査定作品の人形。これも2011年の地震の時に、両方の肩飾りと右腕が割れたのだが、後から付け替えた。石粉粘土でスカートのひだを作るのは結構大変。そしてドレスのデザインなどもそれぞれなので難しかった。
目は小林先生に手伝ってもらったら、小林先生のお顔に似た子になった(笑)。
これを作りなさいと言われてるのも同じものはできないが、自分でドレスもしぐさも考えて作りなさいと言われるのも苦労する。

査定の2つ目の作品。編み込みの種類も自分の好みだが、籠は好きだと慣れているので何とかなる。やはり石粉粘土で花の薄い花びらをアレンジするのはなかなか大変だった。いつもよりちょっと明るめな色にした。今思うと全然できていないけれど、当時はそれなりに頑張ったかな(笑)。

この2つで高等科の全てを終了しましたとのお墨付きを貰えたのが、2004年頃になる。


実際にはもっとたくさんの作品を作ってきたのだが…色々な作品をもっと丁寧に作って綺麗に写真に撮っておけばよかったと思うが、ここに出せたのは作ったもののほんの一部。デジカメの解像度の高くないものしか画像が残っていないのか残念だ。
先ずはDECOの初期の作品群を紹介してみた。


まだまだ下手な試作の写真を見てくださりありがとうございました。



















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