クロアチア駆け足旅13 ザグレブ旧市街 後半
石の門を出て坂を上りきると、でーんと広い場所に出る。そこに13世紀に建てられたタイルが特徴の聖マルコ教会がある。一画には何も遮るものがなく門とか壁とかもなく、いきなり建っているという感じでインパクトが強くてびっくりした。大きさも結構なもので、全体を写真に入れるにはかなり引かないと入らない。
2つの屋根の紋章は、左が「クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国」右が13世紀当時の街の名「グラデッツ」を表しているそうだ。
屋根全体が、小さいタイルを敷き詰めての模様になっている。鮮やかというか派手というか、その色目と模様が変わっていて目を引く。
鐘楼の屋根もちょっと変わったアジアっぽいというかロシアっぽいというか、他とは違う雰囲気で建物やタイルとあっているのかどうか…とにかく余り見ないタイプの教会だった。
左右とて奥には議会場、裁判所、政府機関の建物が囲んでいるが、特に要所っぽい感じはない(笑)。ここは首相執務室。この屋根も何か模様があったのか、ただ古くて朽ちているのかは不明だった。
この日は暑くて、坂を上ってきたので日陰でしばし休憩という感じだった。
教会の正面にはとても古い建物があって、ひび割れがあり壊れかけている「売ります」の看板があるものだったが、歴史を感じる扉など興味深かった。
昔は何の建物だったんだろう?
聖マルコ教会をあとにして、市役所・区役所があるチリロメトドゥ通りを下って行く。
可愛い扉や窓の建物が続く
市役所とは思えない演出の玄関。同じ花を吊るす鉄の飾りも建物ごとに色々工夫されている
ついのぞきたくなるような扉…その先も美しいデザインの扉と廊下だ
通り沿いのナイーブアート美術館
どっかで見た気がするような…^^;
公道に止めてある車に値段がついている。向こうの扉は剥がれかけの扉を演出したアート壁
左手にセント・カテリーナ教会、日が当たって白い壁がとても美しかった。
よこの重厚な扉。透かし彫りをしてあるレースのような丸いロープを重ねたアーチ飾りが綺麗で珍しい
このクラシックカーも展示品?
手前に変わったのぼりのあるミュージアムがある。
失恋ミュージアム。各国から失恋相談の手紙が来るらしい^^;
キリスト教教会と神学校の間から曲がって進む
高台になっている公園から市街が見渡せる
煙突と出窓ブラボー♪
屋根って好きだ(笑)
ここから緑の多い道を下って行く。平行して世界一短いケーブルカー! ウスピニャチャが見えた。なんでこんなに短いのを作ったんだろう^^;
崖側の煉瓦は年代物
面白い像のモニュメントもあった
高校の下の道を下りてゆく。とても暑くなったが、木立で丁度陰になって風が涼しい。
気温が上がって皆汗だくになりながらイェラチッチ広場に出で来て、
結構大きなイェラチッチ総督の像を見ながら
ザグレブの銅版立体案内図のある公園の方へ移動。観光したところをおさらいして、最後の自由時間。
公園横のトイレに行ってびっくり!! 衛生の為トイレ便座を綺麗にするのはわかるが、何と便座自体が自動でうにゅ~っと動いて1周回って殺菌機を通って行くのだ。
慣れないながら、自分で撮った画像をyoutubにアップしてみた、いかがでしょう?
広場付近の建物はオシャレ
路地の修復作業。色々な作業の方法も国によって違うので面白い。かなり厚い石が使われていることがわかる。
トラムが行き来する
公園から続く土産物の露店
サッカーは有名だ
とにかく暑かったので、ぶらぶら建物を見ながらお土産物屋さんを覗いた後は、日陰の公演の芝生で座って休んだ。漆喰の上にある日時計の下の煉瓦は不規則な変な並べ方だった。
そして旅の最後の宿泊ホテルへ。
大きなホテルで街中の上級のビジネスホテルという感じだった。
廊下も広々で気持ちいい。
荷物を置いて街を見ながら近くのスーパーに行ってみた。ホテルの直ぐ近くに公園があって、変なモニュメントがあった。
暑い日で、ワンコもボールを追って水浴び(笑)
マーケットでは、色とりどりの野菜が目についた
夜はホテルでバイキング。気の良い係のおじさんは飲み物の計算が大変そうだ。。
ここにはポットがついていたので、美味しいお茶が飲めた^o^緑茶のティーバッグは必須だもの(笑)
窓からのお月様。これで沢山の観光地を回った旅行もお別れかと思うととてもさみしい。
でも本当に沢山の観光地を回ったなー。辻先生についてコーラスの演奏会での場合は別にして、夫婦でヨーロッパに出向くときは毎回、もう二度とないだろうからと沢山の観光地を駆け足で回るツアーにしてしまう(笑)。
2週間分位の量を8日位で回るので、本当に貧乏性だなぁと思う^^;。
朝イチでホテルを出てグラーツの空港へ向かう。朝ご飯はサンドイッチとオレンジジュース、バナナを渡されて空港の待ち時間に(笑)
朝靄の中をバスに揺られながら、こんなに一度にあちこち回ったのに「あーもう帰るのかぁ」と寂しさを覚える。どこもかしこも美しい街と自然だった。
ガイドさんがお天気になるようにテルテル坊主をつるしていていてくれた。運転手さんは「何のおばけ?」と聞いていたらしい(笑)
また来たいけれど、多分もう来ることはないだろうね~、「ありがとう」という気持ちで窓からの景色を眺める
本当に名残惜しくて最後まで写真を撮っていた(笑)
空港について、いつも通り私たちは免税とは無関係でうろちょろする。
オーストリア航空の小型機でフランクフルトを経由して日本へ
フランクフルトはハブ空港で何度か乗り継ぎで使っている。景色も雲が多くて外は変化なく、あとはもう日本まで寝て映画を見て機内食を食べるのみ(笑)
主人は写真ばかり撮ってないでゆっくり楽しんだら? と言うけれど、写真を「撮る」のが楽しいので、これでいいのだ(笑)。日本に戻れば母を看る現実が待っているけれど、暫し何もかも素敵な充実した時間だった。
こうして、旅行から帰っても写真を見直して楽しめるのはありがたい。
膨大な旅行写真に付き合っていただき感謝です、ありがとうございました。