水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

2月に入っての色々

2月が逃げていく…
どうもこのところ凹んでいたようだ(笑)。
12日に以前クラフトの教室に通ってこられていた生徒さん(などというのも恥ずかしいしいのだが^^;)が色々とよくして下さり、二人で遊びに来てくれた。しかもデパートのお弁当とお菓子など手持ちでだから、ありがたいことだ。
似たような年で、母親の介護があり、孫達の世話もあるという環境なので、色々と話が弾んでとても楽しかった。うんうんと思ったり、そうなのかと勉強になったりきちんとしたポリシーがあって前向きに頑張っている人たちの話はいいな。その後、何だか気持ちが晴れやかになった気がして、あら、私って凹んでいたのかと思った次第。人と話すということは大切なのだな、と改めて思う。


お正月以降、花など飾りもしなかったが、せっかく来てもらうので久しぶりに玄関に生花を活けた。

やはり生の花はいい。暖かいのであっという間に百合の花が開いていい香りがしている。誰だったっけ、詩人が貧乏しても1輪の生花をテーブルに欠かさなかった話を思い出した。心の余裕はある方がいい。


いよいよ3月11日の震災追悼と復興を願うコンサートに向けて11日のマエストロ練習に向けて練習が佳境に入り、家での練習も何度も頑張っている。またクラフトの4月の最終アレンジに向けて、花を14種類、夫々5~10輪ほどを作らねばならないので、黙々と少しずつ進めている。


そんなで、作業に暮れて結構エネルギーを使う日々…なんでただの趣味なのにこんなに辛い厳しいことになってるんだろう?と思いながら過ごしていた。それでどうも疲れていたのかも(笑)。


クラフトの薔薇を作ろうと思うと…
先ずワイヤーに粘土を巻いて茎を作る。幅が4ミリで35㎝位の茎の先に茶色の涙型の粘土を付けて芯にする。花用のペップがあり、それに黄色を塗って20本を半分にして1.8㎝に切りそろえてボンドで平たく固める。それを10セット芯の周りに張り付けていく。そうすると薔薇の真ん中ができあがる

ここに花びら小2、中2、大8、特大10の涙型の粘土を、型を取って細工棒で馴らして乾かし、芯に近い所から張り付けていくと薔薇が出来上がる。薔薇の大・中・小を7~10輪作る

アネモネも先ず芯として茶と黒の粘土を練って涙型にして茎の先につける。その周りを黒のペップ10本を半分に折って2㎝に揃えてボンドで止め、18セット~8セットを周りにつけていく。そして花びらを2㎝ほどの玉を3・5・5枚位、型を取って先端を細工棒でテクスチャーして整え、芯の周りにつけていく。最後に3枚か4枚の葉をつける。大が3本、中と小が3輪をあわせたものを4本位作る


他にもいろいろな種類の花を作って、それを組んでいく。

これは、粘土を巻いたワイヤーに緑の粘土を重ねて巻き、そこに花の雄しべに使うペップを色々な長さに切り、1本ずつピンセットで入れ込んでいったもの。これに葉をつけ、後から色を塗って組んで仕上がりになる

まだベゴニアやユーカリ、レモンリーフなどの葉物は、色塗りをして茎にさして組んでいかなければならない。そして色を付けてニスを塗って乾かす。手慣れた先生方ならどんどんと作ってはかどるのだろうが、私など結構頑張って沢山作ってやっと「ああ、こんな感じにしたらいいのね」とわかってくるので、最初の幾つかはきちんとした作品にはならない。しかも数が多いのでなかなか進まないのでイライラする。
少しずつためていくしかない。


そしてコーラスだ!!
声の悪いのは置いておこう^^;。こればかりはいくら羨ましがってもそういう声質だから、私には私の声しか出ない。その声をいかに芯のあるつやのある歌い方にできるか。いや、その前に音取りがあった(笑) 先ずは楽譜の通りに音が取れなければ話にならないのだが、今回の場合は新曲の書きおろしなので、恐ろしく荒い手書きの楽譜を「解読」するのが大変

女声が4つとか5つに分かれると、私は上から2番目の音符の音を取ればいいのだが、「し」なのか「ら」なのか、♯なのか♭なのか分からないのでイライラする。見えないのでイライラする。そして音が何だかわかっても「取れない」のでイライラする。イライラし通しだから気持ちがすさむのかしら…楽しいはずなんだけどなあストレスMax。
作曲家がミューザ川﨑から「復興に向けて、皆が歌えるような、未来に続くような」曲を作ってほしい」との話だったらしいが、どうしてこんなことになったのかはわからない(笑)。委託された作曲家の頭にはおりてくるものがあったらしく、こんなこと(笑)になったらしい。
平たく言うと、難解な微妙な旋律の和音ばかり出てくる曲集だ。尤もこの作曲家のこの音律が大好きな人も沢山いる。本当にことを言うと、私は何でこんな訳の分からない歌詞の、ハマらない和音の曲を音符の解読に悩みながら歌うのか、イライラばかりで好きじゃない。しかし今年はこの曲なのだからね…まあこれだけ歌ってくると段々形が見えて来て、少~し納得出来てきた。それでもまだまだだ。中音はとてもとても取りにくいし、私の音域には低いので歌いにくい。文句ばかりである(笑)


そしてもう1つが「第九!!」コーラスをする人は大抵何度か歌ったことがあるというものだが、私は30年位コーラスやっているけれど、きちんとしたステージで歌うのは初めてなのだ。暗譜で歌えるわけがない…当日は口パクだろうなと覚悟している。皆ヨーロッパでも使われている楽譜が多いけれど、(各自自分の楽譜でいい)私は初心者向けの、音符が大きい印刷でカタカナのルビがついている、ちょっと恥ずかしいタイプの楽譜。だってドイツ語難しいんだもの。

大型版、フリガナ付きの楽譜で勉強する。先生の指導や録音を聞きながらメモを入れていく。フリガナがあるのに更にカタカナで書いているのは、少しでも大きくわかりやすいように?(笑)

ありがたいことに、ネットが進んでいる世の中、youtubeに「第九・ソプラノ練習」と入れると、第九の1楽章から最終迄のソプラノのコーラス部分の正しい歌い方の音源が聞けるのだ。それを楽譜を見ながら、聞きながら歌う。早口言葉の様な場所もあれば、難しい発音の場所もある。それらの個人レッスンにピッタリ。なんだけど、なかなかそううまくできるようにはならない(笑) あと1か月足らず、何回歌って慣れるかにかかっている。頑張れ私!


11日は洗足学園での練習だった。
なかなか面白いオブジェがあるし、講堂や教室連も面白い色と形だ

練習の報告として、何が練習で言われたか、どんな進み具合だったかなどまとめてくれる係の人がいる。その日のうちにメールが入る。そして他に別の係の人が練習の音源を配信してくれる。これもとてもありがたい。自分の一番できていない気になる所は、自分で録音して後で聞いて覚えるのだが、全体に合わせを聞いて歌うのも練習になる。


これはマエストロ秋山先生との初めての合わせに。私は知らなかったが、クラシック界では、小澤征爾さんと並び称される方らしい。優しく小さな声だけど、要求ははっきりとした意志があって厳しい。小学生から80近い人迄色々な声を1つにして…

大久保では後ろか後ろから2番目の列、横8人くらいの真ん中あたりの目だたないよ~な場所で歌っているけれど、上の音と下の音に挟まれる部分の音は取りにくい。本当は前の席の方が後ろから声が聞こえるので歌いやすいのだが、くりの実でそうだからと前に居たらヒンシュクを買ったようで(ーー;)、それ以来一番後ろの列に座っている。とにかく練習あるのみだ。


今は3.11の演奏会に向けて皆全力投球だが、実は5月には女声の演奏会が紀尾井ホールで行われる。

オバサンぱかりでどんどん声の高さも質も落ちてくるこの頃、高い音を保って歌い続けるのが大変。それでもくりの実ではSPトップとして、やっとこさだが上の「シ」の♭迄出している。何故大久保では高い音が出ないのかは不明(笑)。気分の問題かなぁ…
くりの実では全曲暗譜なので、そちらも心配だ。前にやった曲も半分くらいあるのだが、歌詞も中々か覚えられない。とはいえ、秀幸先生は大抵口の形で歌詞を教えてくれるのと、流れは分かるので何とかなるとは思う。しっかり歌い込んでで楽しみたい。くりの実は毎年の演奏会ではないので、これで最後かもしれないし^^;、3.11が終わったら5月迄ボケ防止と思って頑張ろう。その後はまた 7月には混声の定演だ…


何だか趣味の楽しみのはずが、音が取れない、歌詞が覚えられないといつも大変している。趣味って楽しみのはずなんだけど…(笑)。ただただ、思ったように歌い上げられた時の感動や充実感を感じる一瞬のために、沼から抜けられないのかな…


・・・・・・・


4日は中学からの親友が、クラフトの体験をしたいというので、うちで粘土を作りながらおしゃべり三昧。あっという間に時間が過ぎてしまう。


5日
造形コースの生徒さんがかなりの大物、着物のアレンジをされているので、一緒にずっと作る。午前で終わらず、午後もまた着物。他の方も一緒だったのでそっちもしながらで結構疲れた。粘土は養生が要るので待つのも大変。少しずつ乾かして作っての繰り返しだけど、どうしても急いで作ろうとしがちだ。そこをまあのんびりやりましょうと言いながら(笑)


7日~9日は娘が孫を連れて泊まりに来ていた。というか、夫婦でコンサートに行くのに預かったり、ワークショップに連れて行ったりなんだけど…疲れる。孫が今トランプに凝っているので、ポーカーに何度もつき合わされた。もうすっかり忘れてしまっていたので、孫に教えて貰いながら頭の体操だ(笑)。子供の頃、4人分を配って一人4役でトランプをしていたのを思い出す。時々またやろうかしら…人がみたらとうとう!?と思うかも(笑)。


11日は休日練習


12日は先に出した元の生徒さん方が来てくれて、お弁当を一緒に食べて色々とあれやこれやのお話をする。小太郎のことも気にかけてくれていて嬉しかった。優秀な方たちで、子供のPTA仲間から友達になられたらしい。頭がいいと頭の鈍い他人に厳しかったりバカにしたりしやすいけれど、本当に賢い人は他人ができないことも認められるキャパがある。私は本当に抜けてばかりなのだが、大目に見てもらっている^^;。


この日一番感動した事。中々施設にたどり着くまでが大変だった認知症のお母さまが段々認知度が進んでくることに対して、母に余り会いたくないと。大好きだったお母さまが認知症という病気で壊れていくのを見たくない、怖いからと言われたこと。行くときは姉妹で恐る恐る行くって、どんなに素敵な母子関係だったのだろう。優しい方なんだと思う。
私は自分が歳を取ればとる程、育てられ方は間違ってたんじゃないかと思うようになっている(笑)。その時その時に考えて生きてきたんだから、それはそれでよしとしようとは思うが、お勤めも、結婚も、家や親との関係も親の希望を優先してきたことに不満が残り「自由を返せ」みたいな気になるのだ…心の狭い人間である。


それからかなり顔がほっそりなっていたので聞くと、理由は糖尿の家系だから自分は太らないようにしなくては、と随分気を付けて8キロ位落としたのだそうだ。賢い人は意志力もちゃんとしている。私はこんにゃくのような意志力しかないもので、太ったままだ。本当に偉いと思う。2人とも、今年は何か始めたい仰っていた。体調をこわしたり、親のこと孫の事で忙しい中そう思うこと自体大したものだ。
豊かな人と話すと色々と改めて理解できたり、新しい発想に感心したりできる。楽しい時間だった。


14日はヴォイトレ。どうして由美先生の指導を受けるときはそれなりにいい声が出るのだろう? 完全にいつもの自分よりずっといい声で歌える。これが続いたらなぁ。


16日は息子の誕生日
男の子に今更プレゼントもないのでグリーティングカードを送った。娘は小さな頃からイジメとか教師のセクハラ、高校・大学入試、結婚や子育てに至っても、いつも何かしら問題が多く苦労させられている(現在進行形(笑))が、息子は早くから何でも自分で解決するタイプだった。私も甘やかすと子の為にならないと突き放して育ててきたが、娘が喘息だったり手も掛かった分構ってあげられず申し訳なかったと思っている。
元々私も一人っ子で、子供にどう接したらいいのかわからないのかも知れない。ゴメンね。


17日
いつもの88歳のおばあちゃまと、95歳のおじいちゃまのレッスンの日。2011年の秋からだから今年で10年目になる。今日は縦20㎝横40㎝程の大きな台に粘土を張って結構な力仕事だった。月に1度とはいえ、30分近く電車に乗って来られ、次はこんなのがしたいと熱心で…本当に大したものだ。今日も黒のワンピースに赤いコートでとってもお洒落、あんな年の取り方ができたらいいなぁ。


このところ余裕がなくて、Kさんのブログがずっと連載的に更新されていたのに見ていなかった。数日前に読みだして、いつも目のつけどこか新鮮で、楽しませてもらっている。私のような冗漫でなく、すっきりウイットに富んだ文章で、学ぶところが多いのでいつも素敵だなと思っている。ただ、つい怒涛のコメントを入れた後で、いきなりいっぺんに独りよがりのコメントを入れられても迷惑だったかもと反省。私は考えなしのことが多い。


周りは賢く素敵な人がいっぱい。自分は足りないことばかりでも、素敵な人と接することができるのは楽しいし嬉しい、感謝。


巷ではコロナウイルスが、いよいよ新しい段階に入ったようで怖いものがある。とはいえ、普通の人は手洗いとマスクしかやりようがないのだから、免疫力を付けて元気にしておくしかない。また遅くなった…物の順序がなっていない…強い意志が欲しい。
でも他の好い所もある…かもしれない(笑)。さっ、気を取り直してまた頑張っていこう。

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