水仙の写真いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会黄金の間大ホールでのコーラスの演奏旅行でヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅中心に綴ります

写真を「撮る」ことが好き^o^
主にスマホで、時々ミラーレスで
旅行では動くバスの窓から撮るのが腕の見せ所(笑)。
四角の枠に自分なりに考えて構えるのが楽しみ
思い出の昔の写真から日々の写真までアップしています

ベルン観光


午前中かなりの標高差を行ききして疲れたようで、流石にベルンまでのバスは眠ってしまった(笑)。距離も短かく起きたらもうローズガーデンについていたが、まだ春早くクリスマスローズやパンジーが咲いており、ひだまりで子供たちが走り老人が日向ぼっこして、何とものどかな雰囲気だった。


1191年にベルヒトルト5世が、アーレ川に囲まれた小高いニィデックの丘に築いた砦を中心につくられた街。場所的には崖からベルン旧市街の全貌を眺める形になっていて、家々の赤茶色の瓦と何本も突き出ている煙突が印象的。高い場所に合わせてのニーデック橋から市街に入るが、手前が熊公園になっている。熊がちょっとさみしく1匹でのそのそ歩いていた。


ベルンは「くま」の意味で、街の名を付けるときに市長が初めて出あった動物の名前にしようと決めて狩りに出かけ、熊に出逢ったのでベルンになったそうだ。くま公園の横にはビアホールがあって、ここで麦からビールを醸造する様子も見られる。美味しかった(笑)





急勾配の屋根、出窓と煙突、わくわくする風景だ

建物の道側が全体を通じてアーケードになっていて、コンクリの屋根つきの歩道のような感じだ。道両側の建物とも同じつくりになっている、やはり雪の期間が長いからだろう。



出窓と煙突…似ていて違うので見飽きない
トラムも数種類が行きかう。直線の線が交差するのではなく、車体をつなぐ蛇腹が活躍してカーブを描きながら走っている。

ヨーロッパには噴水が多いが、ベルンには100を超える泉が残っている。そこに大抵彫刻の像が一緒にある(笑)。普通の人物像は別にして、ベルンの像はカッパみたいなものや竜みたいなものとか、ちょっとグロイ感じのものが多い。形もだが、色もちょっと南国風で変わっていた。

娘が花屋に勤めていたので気になった花屋さんたち。ほかにも食材、イースターのお菓子屋、本や小物雑貨など楽しいお店がいっぱい。



一筋道を平行移動すると、また違う雰囲気になる。
ベルン大聖堂は一部改修されていたけれど、重厚な後期ゴシック様式の建物でと彫刻が素晴らしい。特に入口の最後の審判のレリーフは234対もの塑像があるという。またこことスイス最大の100メートルの塔を持っている。






時計台のからくりは有名で(ガイドさんは、日本のものから比べたら大したことないのでがっかりしないようにと話していた(笑))時間がくるのを待っている人が沢山いた。
一番古い時計台で踊る熊、道化師の細工があるほか、時刻の他に曜日・日にち・月・星座・月の位相も表示されるという。色々と機能が加えられ続けてきたものだ。

アインシュタインの生家に、たくさんの若者たちが立ち寄っていた

びっくりしたのは、歩道の所々に斜めになっている木製や鉄製の扉があり、開けると階段が出てきて地下の出入り口になっていること。初めてみた作り方だ。

連邦議事堂も立派だが、ベルン美術館の大きな建物も同じくらい立派だ。議事堂前の広場には直接地面から噴水が噴き出す設定になっていてびっくり。
その周りでは大きいものでは50センチくらいの大きなチェスを動かしてチェスゲームに興じている人たちのグループが沢山あった。

街は小高い丘の上にあるので、横に突っ切ると絶壁になっている場所もある。突然遠くに遠景が開けてびっくりする。



ベルン中央駅までいってみた。周りは近代的な建物だった。


可愛いワンコが散歩していた


少ない時間の中だが、あちこちまわってきて楽しかった。
新しい街はやはり建てかたが全然違う。でもそうはいってもやはり出窓や煙突が作られていたり、ヨーロッパの伝統が息づいている家なのが面白い。
この後はスイスの西の街ジュネーブへ





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