水仙の風景いっぱい駆け足旅

2008年のウィーン学友協会ホールでのコーラスの演奏旅行で、ヨーロッパが大好きに! 駆け足の旅ですが「撮る」ことを楽しんでいます

写真を「撮る」ことが好きです^o^
今はiフォンが主で、上手ではなくても四角の枠に自分なりに考えて撮ってます。思い出の昔の写真から楽しみながらアップしていきたいと思います

念願の迎賓館赤坂離宮見学 8月20日 その2

内部は写真撮影禁止なので、広報の写真から
来賓の方達が本館に最初に入ってこられるのが正面玄関
重厚な鉄扉を開けると、イタリア産の白い大理石と国産の黒い玄昌石黒との市松模様の床に真紅の絨毯が敷かれた「玄関ホール」が迎える。フランスのヴェルサイユ宮殿様式を模している。

ここから中央階段を上がって

白い天井の大ホールへ 私の趣味ではなかったけれど(笑)このホールにはイタリア産のブレッシュ・ビオレットという大理石の柱が8本並んでいる。

この時天井に、行きは日の出の絵画、帰りは夕陽の絵画を見て上り下りできるように絵画が飾ってあるそうだ。結構渋い^^;
迎賓館全体に言える絵画の特徴は、油絵にしても色調が日本画風に濁り気味の色目で穏やかなことだ。西洋のキャンバスと違い、ごく薄い布地に描かれていることもあるかもしれない。

実際の接遇でのアンリ大公殿下及び王女殿下のお出迎え

この奥が朝日の間で、扉の両脇には小磯良平の絵画が掛かっている

朝日の間 

創建時は「第一客室」と呼ばれていて、ヨーロッパ宮殿では「謁見の間」に当たる。現在は来賓のサロンとして使われ、一番格式の高い部屋とされる。
ここの敷物「緞通(だんつう)」は、桜花をモチーフにしたもので、微妙な色調の変化をつけるために47種類の紫色の糸が用いられている。この糸の使い分けが繊細な和風のぼかしを表現し、上品な色目を醸し出している。

これは女神オーロラの天井画
フランス人画家が描いたもので、暁の女神オーロラが朝日を背にし左手に月桂樹の小枝を、右手には四頭の白馬の手綱を持ち、チャリオット(香車)で天空を駆けている姿が描かれているただ結構布が薄いようで、横に走る下の板目が透けて見えていた。

甲冑とライオンのレリーフは陸軍の象徴 
鎧兜なんて、ヨーロッパのナイトが着る甲冑とは全然違って面白い

海軍のシンボル、船の正面のレリーフ

西陣の金華山織のビロード 
古くなったものをほかの部屋で触ってみてくださいと展示してあったが、フカフカだった

重々しいシャンデリア


続いて彩鸞の間
「朝日の間」と相対する迎賓館の正面玄関の真上に位置する。創建時第二客室と呼ばれていて、現在は鳳凰の一種の「鸞(らん)」のデザインレリーフがあることから「彩鸞の間」と呼ばれている。条約の調印式や首脳会談などに使用される。
部屋の装飾には19世紀初頭ナポレオン一世の帝政時代にフランスで流行したアンピール(empire=帝政)様式が用いられている。

天井の金の模様

この素晴らしいシャンデリアが吊るされている

鳳凰かと思ったら、「鸞」と呼ばれる霊鳥が、翼を広げているところらしい

アンピール様式特有の、赤の地に銀糸で刺繍されている椅子

アンピール様式の家具

大鏡

金泊貼りの甲冑とライオンのレリーフ。
やはりどうも鎧兜とライオン、ってそぐわない気がする^^;

和刀・サーベルのレリーフ

実際の接遇として、両陛下がルクセンブルグのアンリ大公殿下及び王女殿下をお見送りされているところ

安倍夫妻がスペイン王を迎えているところ


羽衣の間
迎賓館の西側に位置する。謡曲「羽衣」の景趣を描いた大絵画が、天井に描かれている。金箔がふんだんに使われている「鏡と金色と緋色」の華麗な大部屋で、舞踏室と呼ばれていた。雨天時の歓迎式典や晩餐会の招待客に食前酒が供される場所。

オーケストラbox 生演奏の楽団が入る部ところ

「虚空に花ふり音楽聞え、霊香四方(れいきょうよも)に薫ず」という謡曲「羽衣」の一節をイメージして、フランスの画家が描いた天井画で、建物の中庭から空を見上げたような描き方がされている。四方の香炉から空にかぐわしい煙が立ち上り、赤やピンクの花が咲き誇り、天女が地上に降り立った直後のただならぬ空の様子が描かれている。

3つの大シャンデリアは館内で1番大きく、クリスタルガラスを主体に約7,000個ものパーツを組み合わせた最も豪華なもの。

芳煙がたなびくところは、立体的に描かれた柱や煙突が見る位置によって違って見える構図になっている。

色々な楽器が金色で描かれたレリーフの扉。壁にも楽器をモチーフにした金色のレリーフが並ぶ

返礼のコンサート風景

歓迎式典


花鳥の間
天井に描かれた油絵や壁に飾られた七宝焼が花や鳥を題材にしていて「饗宴の間」と呼ばれていた。現在では主に公式晩餐会や記者会見の場として使用される。板を多く使って茶系の色目が重厚な雰囲気を醸し出している

木曽産のシオジ材の彫刻された板壁に、30枚の四季折々の花や鳥を描いた楕円形の七宝焼の額が飾られている。明治を代表する日本画の巨匠・渡辺省亭(わたなべ せいてい)が下絵に、七宝焼きの天才といわれた涛川惣助(なみかわ そうすけ)が焼いたもの。日本画特有の濃淡やぼかしの表現技法が美しく、七宝の最高傑作と謳われている。


休息用の長椅子に結構長く座っていた。木材をメインにした飴色の部屋で、ほっとするような雰囲気がある。

天井画
格子形に組まれた天井に、フランス人画家が描いた油彩画24枚と金箔地に模様を描いた絵12枚が張り込まれている。四隅の絵は、料理などに獣も使うので、普通なら使えないお腹を見せている狩りで仕留めた鳥や獣の構図もある。

創建当初にフランスから輸入された大食器棚。上部に菊の御紋が入っている。

食器棚の左右には、猟犬を放って鹿狩りをする狩猟の様子を描いた巨大な京都の綴錦織がある。かなり重いと推測するが、タペストリー風になっているのだろうか。
綴れ織りは壁の各所にも配されていて、布の温かみがいい感じを出している。

授賞式

英国歓迎晩さん会

日本の楽器紹介の風景

いやー、思ったより色々なものを丁寧に見学することができた。各部屋には専門の学芸員のような方達がいて、質問に答えてくれたり向こうから説明してくれたりする。
各部屋へは白い壁に金の飾りが美しい廊下が続くのだが、中庭を臨む大きな上が半円形になった窓とカーテンもまた素敵だった。
主人がえらく感動していたので「輸入元の(笑)フランスやヨーロッパのものは沢山見ているのに?」と聞くと「ツアーでは落ち着いてみられないけど、ここではのんびり見られるから」とのこと。まあ確かにね^^;


さてさて、先に内部を見てきたが、この本館の建物を正面から見られるのは、一般見学もできる前庭の正門側から。西の門から入って行く

これは広報の全体を映したもの 正面が弓なりになっていて、ロの字型の建物に吹き抜けの中庭がある形になる。

大きいので一度には撮れず、部分ごとに写真を撮る(笑)
先ずは本館見学の入口のある西側から

南に進んでいく

正面から 例の鎧兜が屋根を飾っている。今迄見た一番不思議な屋根飾りだ(笑)。海外の人が見たら「オーっ」と言うんだろうか?

迎賓館に招かれた人はこの真ん中の扉から入る

3つある扉の中央だけに菊の御紋が入っていて、ここを入ると玄関ホールが持っている。

扉の前から南東を見る

南東から見るとこんな感じ

東側の花壇

前庭に入る中門 水色と金色ってどうだろう、ちょっと軽い気がする^^;

本館に別れを告げ、逆向きに正門に向かう

正門横の面白い形の屋根の可愛い建物

正門の内側から

正門外側から入る要人は、ここを馬車や車で本館へ向かって行く

おまけは、警備用の建物でポーズ。ウィーンでも同じことをした覚えが…(笑)

元が明治天皇が作られたもので、当時はヨーロッパに追いついて日本という国をまとめて発展させる思いが濃かっただろうから仕方ないけれど、この灰色の建物の外見を見ると、やはり木造だったらなぁと少し残念に思う。
とはいえ、内部はどれもこれも美しい設えだった。やはり一度は見ておくべき場所だ。広いので歩き疲れた(笑)。
是非今度京都の迎賓館も見てみたいと思う。


いつもながら長い写真日記にお付き合いいただきありがとうございます。







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