北東北の桜旅行2018 その2角館
陽がずいぶん長くなった。6時前に着いてもまだ見て回る明るさは十分で、1時間ちょっとの散策の間に段々陽が暮れてくるのがいい感じ。ここは武家屋敷がたくさん残っている地域で、実際に住みながら解放している場所もあれば、誰も住んでいない住居跡みたいなところもある。武家屋敷だったものをお店にしていたり改造して使っているものもある。そしてそのどこにも枝垂れ桜がピンクの花を揺らしている。やはり東北には枝垂れ桜が多いような…
檜内川を渡ると大きな駐車場で、その向かいに色々な武家屋敷跡が点在する。
この大きな駐車場にまず降りる
其々に街探索が始まる。大道り沿いの洋風の窓から覗いているのは置物のネコだ
山の方に進み、右の街並みを見て川に出て桜を見るルートにした
しだれ桜に彩られたどの屋敷からみにいこうかと、各地からの人々が行き交う
下の方の幹は太くないけれど、花はたわたわして満開だ
この辺りの桜たちは古くからあるもので、かなりの大きさだ。花の大きさ自体は小さい
江戸からの武家屋敷、門と庭だけが残っていたり改築して雰囲気が残っていたり…そこにこの桜たちが絡んで美しい姿を醸し出している
やはり昔からしだれ桜があったらしい
一重の枝垂れ桜は枝が太いが、八重の枝垂れ桜は枝も細いように思う
かなり大きな門に桜のしだれ加減がステキだ。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と言われるが、その桜の枝の数か所をきらねばならない程古いものが多い。
青空が背景だと、桜は更に綺麗
ここは改築されていて塀に沿って大きな桜がある。これも数か所切られている
しっかりした屋根が整っている、立派な門。屋根の高さがあるので、下の方だけが風雨で色が変わっているのは昔を思い出す。
ちょっとピンとがずれて残念
茅吹の苔むした屋根が時代を感じさせる
小洒落たデザインの門。残念ながら中の屋敷の雨戸などは朽ちている
間の路地に杉の子と土筆がかたまっていた
ここは住み続けながら維持されているおうち
杉の木が門の中にあり、大きな正規の門の両袖に出入り門が2つある正統派の形の門
初めての寺小屋があった屋敷は、うどん屋さんとして生きていた
ここも中に杉の木があり、透かしの模様のある扉の門
基礎の石垣に乗せた黒板塀が続く
ここも色目を気にした趣を残したリフォームで、お店屋さんになっている
門のいたが新しくなっている
ここは既にお屋敷の家屋はなくなり、広い敷地にしだれ桜が咲き誇っていた
おしべが綺麗に写ってはいるが、本当はもう少しちゃんとピンとを合わせたかった。
多分大きなお屋敷の中のお社だったと思われる
屋敷群のそばを檜内川が流れていて、ここも素晴らしい桜並木になっていた。まだ咲き始めだが、場所によってはけっこう咲いている
まだ咲き始めな桜が多いが、相当な距離に並木が続いている。黄色いのは水仙
花目線で撮ってみたけど、ピントが中ほどになっていて残念
橋の方を振り返るとこんな感じ
空が青かったらなぁ…と思いながらまた嫁に「お母さん!」と言われそうで笑ってしまう
反対側を見るとかなり夕陽が綺麗な時間になってきた
今日も素敵な桜の1日だった
バスで余り遠くない今日のホテル、田沢湖近くの「ホテル山麓荘」へ。温泉が楽しみ♬
山の中に入って行く
着いたら真っ暗。入ったら提灯がいっぱい
私たちにしては珍しいベッドのお部屋。荷物を置いて着替えたら直ぐお食事へ
沢山美味しそうなものが並んで、思った以上に豪勢な食事だった。
やはりここにしかないビールは飲んでみたい(笑)
主人はお酒の飲み比べ
小さなきりたんぽ鍋もついていた
ご馳走様の次は待ちに待った温泉!!
ところが…今までの最低の結果の温泉だった(-_-)。何故なら、洗面器がシャワーの数しかなくて、入りたい人は数倍。なので、10台ほどのシャワーのついた洗い場の後ろに人がタオルで体を隠しながら(笑)並んでいるという見たことのない残念なことになっていた。
これは嫌だと思って、洗い場はないと聞いていた露天風呂の方に回ってみる。こちらはそれほどの人ではなく、洗面器は沢山積んであった(笑)。
のんびり入って再度大風呂へ。まだ混んでいたけれど、並ぶほどはなかった。洗面器さえあればお風呂は大きいんだからそれでいいのに…。お風呂自体は良いお湯だったけれど、上がっても殺菌した櫛は既に無くなり、冷水もオシマイになっていた。まだ9時前なのにな~(T_T)
とにかく今までの全ての旅館・ホテルの中で一番ガッカリの温泉だった。
廊下で新刊とつながっていて迷路っぽい大きなホテルなんだけど…(笑)
おやすみなさい。2日目の桜ははまた次回へ。