桜満開、色々
3月末、いよいよ桜も満開。今年は天気が良かったので、青空がバックだと桜の白っぽい色が一層引き立つ。
近くの阿部様公園の桜
江戸時代の阿部屋敷の後が公園になっている。とても古い桜らしい
幹の途中から咲いている花もまた可愛い
もう葉も出始めているが、芯の黄色いおしべも可愛い
自由奔放な桜のイメージ
こっちまで微笑んでしまうような自由な咲き方がいい
巷では桜で桜で…なんてお気楽なのは私くらいか…(笑)
29日に満開から散り始めという一番の桜を見て満喫したのだが、実は夜桜はまだ川で見ていない。今年こそは彼氏と一緒にと思っていたが…というのはウソで(笑)たまたま中学の同窓会の打ち合わせをするので、その前に夕方見られる「はず」だった。
ところが30日は大潮で夕方5時頃は一番水位が高くなってしまい、船が橋をくぐれないので運行中止だって。随分前に待ち合わせて、黒船橋までそのつもりで集まって乗り場に行ったのに、えーっ!!? そんなのあり~? もうガッカリだし、メンバーにも申し訳ないしでかなりへこんでしまった。こんなに好い天気でいい散り具合なのに…
橋の上からの目線だとこんな風
といっても私のせいではないので、気持ちを変えて? 門前中町辺りをぶらり旅することになった^^;。
年末に人々の幸せ祈願のための、しかも歴史も古い神社で起きた凄惨な事件。皆をびっくりさせたあの八幡様がすぐ近くだったのは知らなかった。歩くと駅からすぐだ。お正月は江戸最大の八幡様として賑わうはずなのに、あれだけ悶着があったので今年は人もいなくて閑散としていたらしい。それがここかぁ~と言いながら、そんな不吉な所はやはり入りたくないのでやっぱりパス(笑)。
そのすぐ横にもう1つ神社?と思ったら、これはお不動さんだった。しかも成田山とある。千葉の成田山新勝寺の分院らしい。福岡の実家の真ん前にも成田山があり、どでかい真っ白な観音様が建っている。なので?とても親近感が…(笑)。路地みたいな細い参道を歩いていくと、梵字のデザインのえらく前衛的な建物の境内になっていてびっくり。
のーまくさんまんだ~と真言のお題目が聞こえる中でお賽銭を入れて拝んだ後、突然何十ものほら貝が一斉になりだしてまたびっくり! こんなのを聞いたのは初めてだ(@_@;)。
そしたら何を思ったのか一緒にいたT君が走り出した。? 私たちも続く(笑)と、あのほら貝が合図だったらしく、ご祈祷が始まった。自由に参列できるようだったので参加しようということだったようだ。ちゃっかり一番後ろの席に座って暫く真言の祈祷を拝聴し、またすっと抜けて展示してある所を色々見てきた。
実は私は高校も大学も仏教系で、一般的な仏教のことならちょっとだけわかる。家の宗旨は浄土宗だが、真宗のこともほぼ一般的な知識は持っている。真言は元々好きなので、実は一連の浄三業から被甲護身の印を組んで真言をとなえることもできる。密教のお坊さんがお経を唱えるときは、着物の袖を広げてその中に隠れて見えないようにして、印を続けて壊さないように組みながら真言を唱えている。あの基本だ。
なかなか図解しているものはないのでわかりにくいが、途中で印がほどけてはならない。結局密教は突き詰めると究極の学問だから^^;なので本堂の横に仏像と真言があるのも普通にそんなもんだと理解してしまうタイプだ。久しぶりにちょっとだけ真言を一緒に唱えて懐かしい感じだった。などと言うと怪しまれることもあるので(笑)程ほどに。
ここはパワースポットとしてこの頃人気だそうだが、いい場所を訪ねて懐かしい気持ちになれた。ということで、この日はのんびり散歩して銀座の宴会の場所へ。たまにはこんなのもいいかも。
この日の東京駅前の桜
2日から去年のお盆の3回忌法事以来、とんぼ返りだったが久々に実家に様子を見に行った。行く前、盆栽の桜は蕾だった。
朝6時前には家を出て、2番飛行機で福岡へ。用事で行っても座席はちゃっかり富士山側は鉄板だ(笑)。
春霞に浮いているような富士山、幻想的だ。
福岡は暖かく、去年の3回忌で行った以来の実家で、虫だらけになっているのではないかと恐れて行ったら、それほどではなかった^^;。ゴキちゃんが数匹ひからびて、かべちょろの糞があちこちにあった程度で済んだ。勿論埃は溜まっていてすりっぱなしだと歩けない状態だったが…(笑)
家のそばに小学校があり、その並木が桜。普通の桜はもう大半は散っていたが、種類によってはまだ満開のがあった。
そしてそろそろ八重桜が咲きはじめていた。昔は八重桜って4月の終わりだったものだが…40年も経つと気候は変わる?(笑)
九電の工事も思ったより早く終わり、夕方天神迄出て友達と会う。天神から中洲の方に向かう那珂川に注ぐ支流沿いに、天神中央公園がある。東京より少し遅いらしく川沿いに桜が満開に咲いていた。宴会をやっている様で提灯が揺れていた。東京に比べ1時間近く日が暮れるのが遅いが、帰りの8時過ぎには夜桜が見られた。水に映る桜はやはりいい。そして提灯のオレンジに照らされた花びらもまた素晴らしい。
中学でソフトボールをしていた頃からの友達。身長・体重がほぼ同じだったのに4年ほど前に子宮癌を患い、術後の10キロほど痩せてひょろひょろ杖を付いていた時には、もうだめかと涙が止まらなかった。今では私にも負けないほど復活している(笑)。
さくらじゃないけど、ピンクのこれはなんだろう?
2日目は親友のご主人が癌なので筑後川を渡ってお見舞いに行く。なかなか大変らしく、一緒にお昼を食べようと思ったが、痛みで出てこられないほどだったらしい。どうか早くよくなってほしい。
帰りは夕方綺麗な夕焼けだった
そして東京に戻ったら、盆栽の桜が満開になっていた
素晴らしい、桜三昧の春でした。